不動産投資は「ローリスク」「超ロングリターン」!?
我々が提案している不動産投資の目的は「一攫千金のお金儲け」ではなく、あくまでも安心できる将来の生活基盤を作ることにあります。株やFXのようにその日その日の上がり下がりを気にしながら一喜一憂し、大儲けをするために大損してしまう可能性も含まれているギャンブルでは決してありません。
そのためには、なによりもスタートが大事になります。具体的には、どのようになりたいのか、人生や家族の目標を決めて、次にどの商品に投資するのかを決める「目標」と「商品選び」、「収支計画」が大切になるのです。
投資はギャンブルとは違います。緻密に計算された勝ち試合にもっていくこと、つまり着実に安定的な収益を生み出してくれる仕組みを作ることが投資の要諦となります。
そうした観点から、成功すれば得られる利益は大きいが、逆に失敗すれば大きな損失を被るおそれがあるハイリスク・ハイリターンの商品は決して望ましくありません。損失の危険性が低く、長期で利益を得られるローリスク・超ロングリターンの商品が最も理想的な投資対象となるはずです。
そして、そのようなローリスク・超ロングリターンの手法の一つが私のお勧めしている「不動産投資」です。
不動産投資には、さまざまな独自のメリットや注目すべき特質があり、しかも、それらのメリットや特質によってもたらされる資産形成の効果によって、「年金の代わりになる収入を得るための仕組み作り」を実現することができます。またそれ以外にも税金面や保険面でも大きなメリットをもたらしてくれます。
以下では、不動産投資とはどのような資産運用手段なのか、その基本的知識やメリットについて具体的にみていきましょう。
投資対象となる4タイプの「メリット・デメリット」
まず、不動産投資の対象としては、主として4つのタイプが候補となり得ます。すなわち、①区分マンション、②一棟アパート、③一棟マンション、④オフィスビルです。
①区分マンションは、マンションの一室を所有します。家族向けのファミリータイプなどさまざまな種類がありますが、私は、一人暮らし用の東京都内中古ワンルームマンションこそが勝つためにベストな選択肢であると考えています。
一方、②一棟アパート、③一棟マンション、④オフィスビルは一つの建物を丸ごと所有することになります。そのため、投資金額は区分マンションよりも当然大きくなります。
構造的にみると、①、③、④は鉄筋コンクリート(RC)もしくは鉄骨鉄筋コンクリート(SRC)が一般的ですが、②は木造や鉄骨の作りとなっているものが少なくありません。
また、①から④それぞれについて新築か中古かという選択肢が考えられます。一般に新築時が一番賃借人がつきやすく賃料も高く取りやすいといわれていますが、逆に購入した次の日には中古になり、次回の募集も中古扱いになるため、中古に比べ賃料収入が落ちやすく、当初の収支計画が立てづらいなどのデメリットもあります。