前回は、成績を伸ばすカギとなる、「受験勉強の弱点」を発見する方法を取り上げました。今回は、受験生の「分からないことが分からない」状況への対処法を見ていきます。

一度立ち返って、客観的に課題を洗い出すことが大切

一方で、医学部に行きたいと一念発起したものの、これまで真剣に勉強に取り組んでこなかったという生徒もいます。そういう人にとっては、できない理由を見つけるということはやはり難しいものです。いわゆる、「分からないところが分からない」という状態です。授業で出てくる新しいことについていくのが精一杯となるでしょう。これは、とても非効率で成績も上がりにくい状況といえます。

 

そういう人は、まずは一度立ち止まりましょう。今学習していることがレベルに合っていない可能性があります。自分の今の学力状況や課題を検討する時間を取ってみてください。

 

例えば英語に課題があると感じるなら、いつから「英語が苦手だ」と感じたのか、思い出してみてください。高校生になってからですか? それとも中学校で学習するような内容も覚束ないのでしょうか。課題を洗い出すときには、あくまで客観的に。たくさんの課題が見つかることで不安になるかもしれませんが、この作業を経ずにただやみくもに取り組む時間の大きさを考えれば、これはとても大切なことです。

課題を見つけたら、どう取り組むかを考える

自分で課題を見つけられたら、どう取り組むべきか考えてみてください。中学校1年生の内容に穴があるのなら、当然そこに取り組むことから考えるべきです。

 

「そんなことをやっていたら間に合わない」と不安に感じるかもしれませんが、実際に取り組んでみれば存外にすいすいと進んでいくことが分かるはずです。「中学校の内容に不安があったから集中的に取り組んでみたら、3週間で終わったし、そのあと、高校の内容もスムーズに理解できるようになりました」といった話はよく聞くものです。

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