前回は、受験生に求められる英語の「4技能」について取り上げました。今回は、医学部受験生が「限られた時間」で合格最低点をクリアする方法を見ていきます。

自分の状況を分析し、克服すべきポイントを絞る

ここで、基本的なことを再確認しましょう。勉強は「何かを身に付けること」です。そして、合格するということは、「合格最低点をクリアすること」です。受験勉強は範囲もやるべきことも多いのですが、この二つの基本は忘れないようにしておきたいものです。

 

合格最低点をクリアするためには、自分の状況を分析するところから始めます。苦手な科目、さらにその中で点を取れていない具体的な単元を見つけ出すのです。模試などの結果をいくつか確認すれば、今の自分に足りないものが客観的に見えてくるかもしれません。場合によっては、今やっているよりももっと前の範囲からやり直すべきだと判断するかもしれません。

 

足りないものが分かれば、そこが克服すべきポイントです。そこで点を取れるようになれば、合格に近づくことができるはずです。

 

そんな当たり前のこと・・・と思う人もいるでしょう。でも、それができていない人が本当に驚くほど多いのです。模試の結果は偏差値と合否判定だけしか見ていないという人は少なくありません。ですから、まずは基本に立ち返って克服すべきポイントを絞ることから再出発しましょう。

課題の解決法も分からない場合は、予備校の活用も手

課題が少ない場合は、自分で試行錯誤しながら乗り越えていくこともできるはずです。でも中には「課題も山積しているし、個々の課題の解決法も分からない」という人もいるはず。そんな場合は一緒に課題を解決してくれる予備校を活用するのが効率的です。

 

予備校を運営している私が言うと、我田引水だと思われるかもしれません。しかし、誰かに見てもらうほうが効率的なら、自分で頑張ることにこだわる必要もありません。自分でできるなら、もちろん自分で取り組むのも手です。

 

受験は1年に一度。時間が限られています。自分にとって最も効果の高い方法をできるだけ早く探し当てて、すぐに取り組んでいくべきです。

逆転合格を実現する 医学部受験×パーソナルトレーナー

逆転合格を実現する 医学部受験×パーソナルトレーナー

岡 健作

幻冬舎メディアコンサルティング

「なにがなんでも受かりたい」親子必読! パーソナルトレーナーとともに目指す、医学部「逆転合格」! スポーツ選手だけではない、受験にもパーソナルトレーナーが必要――。 いくつもの予備校を開講し、医学部合格者を…

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