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大家が意識すべき「金融資産」と「実物資産」のバランス

今回は、大家が意識しておきたい、「金融資産」と「実物資産」のバランスについて説明します。※本連載は、FPオフィス・ケセラセラ横浜代表、ファイナンシャルプランナーの齋藤岳志氏の著書、『FP大家だけが知っている 資産形成に中古ワンルームを選ぶと失敗しない理由』(合同フォレスト)の中から一部を抜粋し、「大家業」を充実させるためのポイントを解説します。

大家になると「物件欲しい病」にかかりがちだが・・・

区分マンション大家になってその楽しさが分かってくると、よくかかる病気があります。「物件欲しい病」です。私自身かかったことがあるので、その気持ちはよく分かります。「区分マンション大家ほど良いものはないから、とにかく次の物件取得に向けて自分の資産を全てつぎ込もう」と思い始めてしまうのです。

 

大家仲間を見ると、失敗していない人は、1部屋ではなく複数持ちたいと考える方が多数を占めます。私自身も、複数部屋を所有することがリスク回避にもつながると考えています。

 

ただし、自分の資産がほぼ全て不動産(区分マンション)である、という状態は避けてほしいと思います。資産運用の一つとして始めたはずなのが、物件を取得して増やすことだけが楽しくなり、やがて目的になってしまい、資産運用の全体のバランスが崩れてしまうのです。「物件欲しい病」にかかってしまうと、食生活に例えるなら、肉料理が好きだからと毎日肉ばかりを食べている病的な状態になっているのです。

 

この状態、自身の体のことであれば体調不良など何らかの形でサインが出てくるのですが、資産が自らサインを発することはないので、皆さま自身が意識して全体のバランスを整えてあげることが必要なのです。

資産バランスは「20:80」あるいは「15:85」に

資産運用として、お金を振り向ける先は複数あります。自分で分かるものにだけ振り向けるという原則は忘れないでいただきつつ、次のバランスを意識してください。

 

金融資産と実物資産のバランスは「20:80」あるいは「15:85」にする。

 

私は、そのくらいが良いバランスではないかと考えています。不動産のような実物資産は現金化するのに時間がかかるけれど、保有していれば安定収入をもたらしてくれる定期預金のようなイメージです。金融資産は、日常の生活を支える資金としての預貯金を確保しながら、国内外の株式や債券を保有して配当や株主優待を楽しみつつ、世間の経済動向を把握する目的も含めて保有するといったイメージです。

 

私自身がこれを書いているタイミングで自分のバランスを見てみたら「金融資産:実物資産=25:75」でした。まずまずでしょうか。年に一度くらいは資産配分の状態を見て、今後のお金の体調バランスをどう整えるか考えてあげるようにしたいものです。

 

[図表]不動産だけに偏らない金融資産

FPオフィス ケセラセラ横浜代表/CFP 

1977年生まれ。上智大学文学部哲学科卒。百貨店、税理士事務所、経営コンサルティング会社などへの勤務を経て独立。株式投資に始まり、信用取引や商品先物取引、投資信託やFXなどの投資を経験し、その中で自分の性格や考え方に一番合った大家業を2007年にスタート。以来中古ワンルームを中心とした資産形成に取り組んでいる。空室になることはほとんどなく、安定した収益を得ている経験を生かして、不動産投資に関するアドバイスを中心としたファイナンシャルプランナーとしても活動中。「資産運用のスタートで失敗させない、後悔させない」「不安を安心に変えてあなたと一緒に最適な未来(スタイル)を考える」をモットーにしている。

著者紹介

連載物件選びから税理士選びまで…「大家業」を充実させる方法

 

FP大家だけが知っている 資産形成に中古ワンルームを選ぶと失敗しない理由

FP大家だけが知っている 資産形成に中古ワンルームを選ぶと失敗しない理由

齋藤 岳志

合同フォレスト

ファイナンシャルプランナー、経営コンサルタントとして活躍する著者が、不動産投資・大家業で失敗しない鉄則を大公開。人生における経済面・精神面での不安は、不動産収入で解消できます! 会社員を続けながら取り組む方法を…

 

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