前回に引き続き、フィリピン不動産の資産価値を「数倍にする」出口戦略を紹介します。今回は、手順をより詳しく見ていきましょう。
「現地法人」を設立すれば物件販売が可能に
前回の続きです。例えば、現在私たちがお勧めしているダバオ市の物件は、現地富裕者層向けの高級分譲住宅地です。人気の日本式のデザインや設計を取り入れ、高い収益性が見込めます。
ただし、現地の法律で外国人は土地を直接購入することができません。そのため現地法人を設立することでファンド化して販売を行います。
ファンド化のメリットは、立地の良し悪しに関係なく出資割合に応じて配当を受け取れることです。つまり同じ敷地面積でも、人気の南向きの土地を手に入れた人のほうが多く利益を得る、といったことがありません。
さらに、現地の優秀な法律や会計の専門家を社内に迎え入れるという独自のノウハウで万全の体制を作り上げています。
「3つの手順」を経て資産価値を数倍にすることも可能
これから急成長が見込めるダバオ市の不動産開発投資なら、次のような段階を経て、資産価値を数倍にすることも夢ではありません。
1.現地の緻密な情報収集によりJICA(国際協力機構)によるハイウェイの建設地付近といった、特に地価の上昇と需要拡大を見込める土地を発掘
2.地主から直接購入をすることでコストを抑えた上で種目変更(農地→宅地)。資産価値は2倍ほどに膨れ上がる
3.購入した土地に対してサブディビジョン(区分け)のプランニングと造成することで、さらに資産価値が一気に跳ね上がる
仮にコンドミニアムで得た3000万円を頭金に、融資を利用し1億円の土地を購入したとします。それが数年後、5倍の価値になれば5億円です。一気に資産10億円に近づきます。その間、皆さんはほとんど何もすることはありません。
これが私たちの描く出口戦略です。
[図表]ダバオシティー・サブディビジョン開発投資案件スキーム図
株式会社トライブホールディングス
代表取締役社長
1979年生まれ。東京の不動産投資会社にて、土地売買からアパート、マンション、ビル建設までを幅広く手掛ける。自らが考える不動産価値と収益を最大化する不動産物件を実現するため、2010年に㈱トライブを共同で設立。翌2011年、同社代表取締役就任。これからの高齢化社会では、不動産と医療は密接に連携すべきという持論の下、高収益と高付加価値を同時に実現する独自の不動産物件を多数手掛ける。自ら沖縄の医療法人にも助力し、倒産しかけた医療施設の再建に乗り出し、再生させた。また、新たな医療法人の立ち上げにも参画し、地域医療の活性化に努めている。著書に『なぜ医者は不動産投資に向いているのか?』『資産10億円を実現する 医師のための収益物件活用術』(いずれも幻冬舎)がある。
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連載多忙な医師でも資産を数倍に! フィリピン不動産の最強投資術
JIFPA(S)PTE LTD
代表取締役
海外不動産コーディネーター
現在は家族と共にシンガポール在住。シンガポールの富裕層へのコンサルティングや世界の金融商品に対する研究・開発活動。国内の大手精密機械メーカー海外営業部にて東南アジア・オセアニア地区のセールスマネージャーとして国際ビジネス第一線で活躍。
帰国後、国内証券会社にて超富裕層及び高収益企業の決算対策・事業承継・株価対策・資産運用などを行う傍ら、国内外の金融商品の証券化等の業務を従事。海外での資産運用の重要性、ならびにその方法として航空機を用いた資産運用・税効果の優位性に気づき、航空機専門商社に転職。病院向けのドクターヘリ設置サポートなども行う。
現在、来日時は税理士法人や医師会を対象に、事業承継・株価対策・税金対策・資産運用の講演やコンサルティングを行っている。
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