前回は、カンボジアが海外不動産投資先としてお勧めである理由を取り上げました。今回は、カンボジアの通貨事情について見ていきます。

USドルの流通が多く、首都では小さな商店でも使用可能

カンボジアでは1980年4月の政治体制の崩壊に伴い、現地の通貨であるリエルが復活しました。しかし、実際にはUSドルも多く流通しており、特に首都プノンペンではホテルはもちろん、小さな商店まで使用することができます。新興国の通貨ではインフレの心配がありますが、USドルなら価値が安定しているので安心して取引できます。

 

当然、家賃の支払いもドルを指定できますし、USドルであれば現地の家賃収入をそのまま日本へ送金できるのも魅力です。

 

大まかにいって、2016年8月時点では1USドル=4,000リエル程度の為替レートですが、市中では便宜的に1USドル=4,000~4,500リエル程度で換算されていることが多いようです。コンビニなどではカウンターに「当店では1ドルを4,000リエルとします」のような但し書きが貼られていることがよくあります。USドルが流通しているので日常的にも不便なことはありません。

 

チップの習慣がないため、基本的には不要

チップの習慣はないので基本的には不要です。日常生活におけるサービス料の目安を載せておきます。

 

●レストラン・・・高級店以外では不要。高級店でも、サービス料が付加されている場合は不要

●ホテル・・・ベルボーイやルームサービスに対しては2,000~4,000リエル程度

●タクシー・・・不要

●バイクタクシー(トゥクトゥク)・・・不要

●ガイド・・・1日1〜3USドル程度

●専属ドライバー・・・1日1~3USドル程度

(『地球の歩き方』(ダイヤモンド・ビッグ社)より引用)

 

なお、税金に関しては、旅行者には基本的に10%のVAT(付加価値税)がかかります。しかし、現実的には旅行者の買い物、支払いにはほとんど適用されておらず、旅行者がVATを支払うのは、中・高級ホテルや高級レストランでの支払い時、レジでレシートが発行されるスーパーなどでの買い物のときくらいとなっています。

 

 

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