前回は、フィリピン不動産投資における「資金調達」の種類を取り上げました。今回は、フィリピン不動産投資における「内装工事」の重要性等を見ていきます。

諸費用など、日本とは若干仕組みが異なる点も

不動産では購入時に本体代金のほかにも様々な諸費用がかかります。それは日本もフィリピンも同じです。ただし、日本とは若干仕組みが異なるのでくわしく説明します。

 

●仲介手数料

パートナーとなる不動産会社へ支払う手数料です。日本では物件価格の3%+6万円(税別)以下と定められていますが、フィリピンではそのような決まりはありません。相場としては物件価格の3〜5%です。

 

●登記費用

日本では、行政機関へ支払う費用と事務作業の代行費用を合わせて物件価格の5%前後といったところです。

 

●駐車場代

フィリピンはクルマ社会です。日本のように通勤に電車はあまり利用されません。まだまだ路線が整備されていないからです。そのため、賃貸住宅を保有するならば駐車場はセットになるのですが、このことを知らない日本の業者は意外に多くいます。パートナー選びの目の付けどころになるでしょう。駐車場を契約する上での費用の相場は一概にはいえないので確認をする必要があります。

 

競争力が高いのは「シンプル・ハイセンス」な部屋

●内装工事費

諸費用のなかで実はこれが一番大事なところです。フィリピンに限らずプレビルド物件では内装がほとんど何もありません。付いているのはシャワー、洗面化粧台、キッチン、トイレなど水回り設備くらいなのです。壁紙どころかドアやフローリング材、ベッドなどの家具、家電製品もオーナーが好みのものを取り付けることになります。

 

もちろん、そのためには費用がかかりますし、部材や施工業者選びが面倒に思うかもしれません。しかし、その分物件価格が安くなっていますし、何より賃貸物件の入居率はここで差がつくのです。

 

フィリピンの賃貸物件のオーナーは当然ながらほとんどが現地の人です。次に中国系の人ですが、どちらも感じは異なるものの派手なインテリアを好みます。しかし、皆さんがターゲットとする日本人や欧米人の入居希望者の多くはシンプルな内装が好みです。現地に行ってみれば分かりますが、あの赤や金色を使いまくった部屋に住みたいと思う人はなかなかいないでしょう。

 

つまり現地では少ない、シンプルでハイセンスなインテリアの部屋にすれば、それだけで十分な競争力となるのです。

 

費用の目安は150万〜200万円といったところです。何もすべてブランド物で揃える必要はありませんが、ここが他とは違う人気の部屋になるかどうかの分かれ目ですからケチってはいけません。必ず後悔することになります。

 

このような内装工事の提案ができるかどうかもパートナーの腕の見せどころといえます。

 

 

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    本連載は、2016年8月24日刊行の書籍『海外不動産で資産を増やす! 医師のためのフィリピン・カンボジア投資』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

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