世界遺産を通じて、その国への知識や理解を深めよう
「世界遺産」とは、人類にとって普遍的な価値があると認められた遺跡・景観・自然などのこと。世界167か国に1,073件の世界遺産が登録されています(2017年現在)。
せっかく外国に来たのですから、ぜひその国の世界遺産を見て、歴史や文化についての理解と見分を広めましょう。
●完全なる左右対称の美しさ
タージ・マハル(文化遺産)
アグラ(インド)
ニューデリーから車や電車で片道数時間のところにあります。王宮のように見えますが、実はこれ、「お墓」なんです。亡くなった王妃のために皇帝が22年の歳月をかけて造らせたそう。総大理石造りの非常に豪華な建物はとても美しく、見るものすべてを圧倒します。
●東京都のおよそ2倍もの広さ
ヨセミテ国立公園(自然遺産)
カリフォルニア州(アメリカ)
広大な敷地に美しい大自然が広がる、アウトドア派におススメの公園です。独特な形状のハーフドームや、北アメリカ最大の滝であるヨセミテ滝など、見どころも満載。氷河によって削られてできたこれらの雄大な地形を目にすると、我々人類の小ささを感じさせられてしまいます。
町や国全体が世界遺産となっているところも!
●町全体が世界遺産
ヴァレッタ市街(文化遺産)
マルタ
要塞都市として発展し、「ルネサンスの理想都市」とまで言われた美しい街。私のおススメは、マルタ騎士団の守護聖人ヨハネに捧げられた「聖ヨハネ大聖堂」。外観こそシンプルですが、その内部は床一面の大理石にも装飾が施された豪華な造りで、一見の価値ありです!
●これぞ「天空の城」!
シーギリヤ(文化遺産)
マータレー(スリランカ)
ジャングルの中にある巨大な岩山。その頂上にかつての宮殿があります。1200段の階段を登れば、ジャングルを一望できる絶景が得られます。周辺には象乗りを体験できるところもあります。私も挑戦してみましたが、象に乗って眺めるシーギリヤロックの姿は格別でした!
●国全体が世界遺産である世界最小の独立国
ヴァティカン市国(文化遺産)
ヴァティカン市国
マルタ留学の際に、有名なヴァティカン市国にも立ち寄りました。カトリック教会の総本山のヴァティカンにはシスティーナ礼拝堂やサンピエトロ大聖堂などの建造物があり、たくさんの観光客で賑わっています。まるで映画やドラマのワンシーンのような街並みの中を歩けば、ロマンチックな気分に浸れます。