▲トップへ戻る
家計にのしかかる医療費・介護費・・・負担を軽減する公的制度④

前回は、無料低額介護老人保健施設利用事業、リバースモーゲージを紹介しました。今回は、生活福祉資金貸付制度の仕組みを紹介します。

社会参加の促進を図る、生活福祉資金貸付制度

■生活福祉資金貸付制度

 

低所得者や高齢者、障害者の生活を経済的に支え、在宅福祉および社会参加の促進を図ることを目的とする貸付制度です。 

 

一定の条件を満たせば金利ゼロか低利子で借りることができます。都道府県社会福祉協議会を実施主体として、市区町村の社会福祉協議会が窓口になっています。

 

貸付資金は、「総合支援資金」「福祉資金」「教育支援資金」「不動産担保型生活資金」の4種類です。このうち不動産担保型生活資金は、先述のリバースモーゲージと同じ仕組みで、土地の評価額の70%程度、月30万円以内が貸付限度額です。 

条件は「返済の見込みがある低所得世帯」であること

福祉資金の場合は、施設の入所費、介護・介助のサービス費、福祉用具の購入費など、介護に必要な資金を借りることができます。福祉資金の貸付限度額は580万円で、資金の用途に応じて上限目安額が設定されています。連帯保証人を立てる場合は無利子で借りられますが、連帯保証人を立てずに借りると年1.5%の利子がつきます。

 

ただし、この制度は原則として「返済の見込みがある低所得世帯のみ」という条件があります。もし収入がないなど条件に合わない場合は、生活保護など別の公的な制度を利用することになります。

 

そのほかにも、介護保険や自治体の制度など、介護に関するさまざまな補助制度がありますので、賢く利用すれば負担を軽減することができます。

社会福祉法人サンライフ/サン・ビジョン 理事・最高顧問

設計監理事務所経営後、1984年都市住宅研究所を設立。1987年社会福祉法人サンライフ、1996年社会福祉法人サン・ビジョン創設を経て、介護、住宅、医療、児童福祉事業を愛知県、岐阜県、長野県にて展開。

1995年、アメリカ合衆国カリフォルニア州ジョン・F・ケネディ大学より名誉博士号授与。2004年、米国International Leadership Foundationより2004年Leadership賞を授与。2006年、愛知県老人保健施設協会監事就任。2007年、アメリカ合衆国連邦政府保険省高齢者庁より表彰状授与。2009年より全国個室ユニット型施設推進協議会副会長。2010年、介護老人保健施設事業功労者厚生労働大臣賞受賞。2014年、全国ノーリフト施設協議会代表理事就任。同年春の藍綬褒章受章。2015年、一般社団法人愛知・名古屋ふくしネットワーク代表理事、一般社団法人国際介護士協会代表理事就任。2016年、一般社団法人名北労働基準協会理事就任。

著者紹介

連載介護破産を回避する「公的制度」活用術

 

 

人生を破滅に導く「介護破産」

人生を破滅に導く「介護破産」

杢野 暉尚

幻冬舎メディアコンサルティング

介護が原因となって、親のみならず子の世帯までが貧困化し、やがて破産に至る――といういわゆる「介護破産」は、もはや社会問題の一つになっています。 親の介護には相応のお金がかかります。入居施設の中でも利用料が安い特…

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

登録していただいた方の中から
毎日抽選で1名様に人気書籍をプレゼント!
会員向けセミナーの一覧