前回は、都内在住の投資家が「地方一棟物件」に投資をするメリットを解説しました。今回は、「地方一棟もの投資」では1億円以上の物件が狙い目となる理由を見ていきます。
不動産投資では「1億円の物件」は手頃な部類
前回の続きです。
一棟もの投資の場合、「億を超える価格だなんて……」と気おくれする方も多いでしょう。そもそもそんな資金はないという人もいるかもしれません。
しかし、不動産投資は他の投資に比べて資金調達の手段が確立されているのがメリットです。融資についての詳細は書籍『区分物件オーナーのための 神速!億万長者計画』第3章に譲りますが、資金調達を円滑に行うという視点でいえば、1億円の物件というのは、手頃な部類なのです。
2億円や3億円の物件に取り組む顧客もいますし、プロの業者がライバルとなるような、さらに上の価格帯の世界でも個人投資家は活躍しています。
1億円以上という、投資金額としては手頃ながら、地元の投資家がライバルにならない価格帯の物件を狙うことで勝機につながります。
もしこれくらいの投資金額に抵抗感があるのであれば、それはまだ、投資家脳になっていないということです。
投資可能な世帯年収は700万円だが、あくまでも目安
もちろん、この投資ができるのは、ある程度の収入や属性を持っている人に限られます。世帯年収でいえば700万円は必要となります。それなりの資産背景も問われます。
しかし、誰もが参入できない投資法だからこそ、実践できるステージにいる人にとっては、強力なアドバンテージを持った投資手法でもあるのです。
ただ、年収700万円というのはあくまでも目安です。実際には資産背景等により、それ以下の年収であっても取り組める場合があります。
株式会社T&Tハッピネス
代表取締役社長
1976年生まれ、神奈川県出身。BBT大学院にてMBA(Master of Business Administration)取得。デザイン業界、飲食業界を経験した後、不動産業界のデベロッパーに入社し、分譲マンションの販売・用地仕入れを行う。デベロッパーを2社経験した後、一棟収益不動産を専門に扱う会社に入り仕入れ・販売業務に携わる。2012年、株式会社T&Tハッピネス創業、代表取締役社長に就任。2016年3月には一棟収益不動産の仕入れに特化した別法人も立ち上げた。
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連載神速!億万長者計画――区分物件オーナーのための赤字脱却術
T・Wealth Management 株式会社
代表取締役CEO
1979年生まれ、千葉県出身。金融業界を7年間経験した後、美容関連ビジネスで独立。
しかし、マーケットの価格破壊の煽りを受け、美容関連店舗を全て売却。
その後中堅デベロッパーに入社し、2年間用地の仕入れを行ったうえ、1棟収益不動産に特化したビジネスに転向し、仕入れ・販売共に相当な実績を積む。
2016年、T・Wealth Management 株式会社を創業、代表取締役CEOに就任。また同年、1棟収益不動産の仕入れに特化した別法人も設立し、1棟収益不動産のマーケットで更なるシェア拡大を狙う。
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