駅近、値頃感・・・根強い需要がある「コンパクトアパート」

前回は、不動産投資で「ブルー・オーシャン戦略」を実現する方法を解説しました。今回は、根強い需要がある「コンパクトアパート」の魅力について見ていきます。

約10平方メートル程度の「コンパクトアパート」

前回の続きです。

 

こうした「ブルー・オーシャン戦略」を賃貸住宅市場に当てはめてみるとどうなるでしょうか。

 

既存の賃貸住宅市場では、大手ハウスメーカーやアパート専業メーカーが、ちょっと広めでお洒落な外観、設備機器を充実させた新築アパートをどんどん建てています。まさに「レッド・オーシャン」の様相です。

 

これに対して、私は「コンパクトアパート」こそ賃貸住宅市場における「ブルー・オーシャン戦略」だと考えています。

 

「コンパクトアパート」とはその名の通り、非常にコンパクトな木造の賃貸住宅です。室内の面積は約10〜12㎡程度で、キッチンやトイレはありますが、浴室はなく、代わりにシャワーブースを設置します。居室もベッドを置くと、机などは置けません。

ワンルーム・新築アパートよりも安く抑えられる家賃

そんな部屋に誰が住むのだろうかと思われるかもしれませんが、実は非常に根強い需要があるのです。

 

なぜなら、都心に近く、最寄り駅から徒歩10分以内。しかも、家賃は周辺のワンルームマンションや新築アパートより1〜2割安いのです。

 

日中は仕事や勉強で忙しく、食事は基本的に外食。自宅には寝に帰るだけといったライフスタイルの若者にとっては、便利な立地で一人暮らしのできる最低限の広さと設備があり、しかも賃料が安いということは大きな魅力です。

 

しかも、「コンパクトアパート」は一部のエリアを除いてこれまであまり供給されていません。ターゲットが絞り込まれているということと合わせ、他の多くのアパートとは競争の土俵がそもそも違うのです。

ライディックス株式会社 代表取締役

富山県出身。高校卒業後に上京し、様々な仕事を経験した後に不動産業界に飛び込む。初営業したお客様より契約を頂くという業界ではきわめて稀有な実績をあげて以来、社内で圧倒的な営業成績を残す。その後、上場会社も含め数多くの不動産会社で事業責任者や執行役員を経験する。
2013年に独立しライディックス株式会社を設立、代表取締役に就任し現在に至る。経験から裏打ちされた物件の差別化戦略で、多くの資産家のサポートを行っている。販売実績は投資用・実需を含めて600棟を超える。

著者紹介

連載「コンパクトアパート」ではじめる「超ローリスク」不動産投資

「コンパクトアパート」ではじめる超ローリスク不動産投資

「コンパクトアパート」ではじめる超ローリスク不動産投資

山上 晶則

幻冬舎メディアコンサルティング

2016年3月に不動産調査会社「タス」が行った調査によると、首都圏賃貸アパートが「空室率30%超」となっています。今後もさらに日本の人口減少は続き、その一方で貸家着工数は増え続けているため、多くの不動産オーナーが空室…

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