前回は、コンパクトアパートに求められる室内設備を取り上げました。今回は、立地の重要性について見ていきます。

土地・建物へのこだわりは「出口戦略」としても重要

「コンパクトアパート」の可能性を極限まで追求する。こうした土地の選び方や建物の品質についてのこだわりは、将来の「出口戦略」を考えた上でも非常に重要です。

 

どんな投資対象であれ、投資においては将来どこかの時点で投資対象を売却し、利益を確定することが不可欠です。どの時点で、どのような形で売却するかが、出口戦略といわれます。

 

そもそも、私が提案する新しい「コンパクトアパート」は、都内でも人気の高い城西エリアや城北エリアにおいて、主要路線の最寄り駅から徒歩10分以内の立地を選びます。表面利回りが高いので、中古物件として他の個人投資家に売却することは容易でしょう。

 

それに加えて、建物については住宅性能表示制度における「構造の安定」と「劣化の軽減」の各項目について、建築基準法を上回る性能である「等級2」を取得します。中古の建物はその性能や劣化の程度が気になるものですが、公的な評価を受けているということは大きな安心になります。

条件のいい敷地は、それだけで様々な選択肢が・・・

また、敷地は正方形や長方形といった条件の良い土地です。こうした土地はマイホームとしての需要も高く、投資家ではなく自宅を建てようと考える個人や、建売住宅を建てようとする工務店などに売却することも可能です。

 

場合によっては、自ら自宅を建てて住むという選択もありでしょう。このように新しい「コンパクトアパート」は将来、投資用不動産として売却するだけでなく、様々な出口の選択肢が考えられるのです。

「コンパクトアパート」ではじめる超ローリスク不動産投資

「コンパクトアパート」ではじめる超ローリスク不動産投資

山上 晶則

幻冬舎メディアコンサルティング

2016年3月に不動産調査会社「タス」が行った調査によると、首都圏賃貸アパートが「空室率30%超」となっています。今後もさらに日本の人口減少は続き、その一方で貸家着工数は増え続けているため、多くの不動産オーナーが空室…

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