前回は、人口が減少しても「不動産需要」が維持される理由を紹介しました。今回は、ワンルームマンションの「今後の需要」の見通しについて考察します。

ワンルームマンションの需要は今後ますます高まる!?

資産運用型マンションの最大のリスクは「入居者がいない」ことです。需要がなければ、投資は成り立ちませんが、今後の需要はどうでしょうか。

 

資産運用型マンションは、ほとんどがワンルームマンションですが、その需要は今後ますます高まると予測されています。その証拠に不動産大手がワンルームマンションの建設に力を入れています。

需要増の理由は「都心への人口流入」

報道によると、三菱地所グループは2015年度からマンション用地の取得ペースをそれまでの3倍に引き上げています。新日鉄興亜不動産は、単身者向けマンション事業に本格的に参入し、15年度からの3年間で約15棟を着工する計画です。

 

他にも住友不動産が都心で展開する高級賃貸マンションブランドを拡大するなど、業界全体がワンルームマンション運用を拡大する傾向にあるのです。不動産大手がこれだけ積極的にワンルームマンションに投資を始めているということは、市場の将来に魅力があるからに他なりません。その魅力とは、都心への人口流入です。

本連載は、2016年5月20日刊行の書籍『30歳から定年までで2億円つくるほったらかし資産運用術』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。本書に記載された情報に関しては万全を期していますが、内容を保証するものではありません。また、本書の内容は著者の個人的な見解を解説したものであり、著者が所属する機関、組織、グループ等の意見を反映したものではありません。本書の情報を利用した結果による損害、損失についても、幻冬舎グループ、著者並びに本書制作関係者は一切の責任を負いません。投資のご判断はご自身の責任でお願いいたします。

30歳から定年までで2億円つくる ほったらかし資産運用術

30歳から定年までで2億円つくる ほったらかし資産運用術

宮園 泰人

幻冬舎メディアコンサルティング

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