定期的な収入が確保できる「マンション運用」
Aさんがマンション運用を知ったきっかけは、友人からの誘いが最初だったとか。それまでも、マンション運用については何となく知っていましたが、積極的に検討したことはありませんでした。
「友人の話を聞いてみると、それほど敷居が高くなく、悪い話ではないと思いました」
それまでAさんは、資産運用といえば、会社で財形貯蓄をやったり、持ち株会で自社株を買ったりしていた程度です。リスクをとって積極的に運用するというよりも、どちらかといえば、地道な貯蓄しか実践していませんでした。
そんなAさんがマンション運用に興味を持ったのは、老後の生活に漠然とした不安を抱えていたのが理由のひとつです。独身であるAさんにとって、リタイアして働けなくなった後の生活費をどう確保するかは、大きな心配事でした。
公的年金だけでは老後の生活費が足りないことは目に見えています。そこで、老後生活で毎月どのくらい足りなくなるのか、それが何年続くのかなどを概算して、計画的に貯蓄を実践してきたといいます。
しかし、貯蓄は取り崩していけば、いつかは底を突いてしまいます。また、いつまで長生きするかわかりません。計画的に貯蓄をしたとしても、足りなくなる可能性も十分あります。
「マンション運用であれば、定期的な収入が確保できますから、その点が非常に安心だと思いましたね」
毎月の家賃でローン返済ができるため、持ち出しゼロ
購入に当たっては、貯蓄の中から自由に使える800万円を頭金として利用。結果、毎月の家賃でローンの返済ができるので、持ち出しはないそうです。
物件の選定に当たって、様子のわからないところよりも土地勘があるところのほうが判断しやすいと考え、東京・蒲田の物件を選定。検討を始めてから購入を決断するまでの期間は約2カ月でした。管理会社とサブリース契約を結んでいるため、入居者の有無にかかわらず家賃収入が得られ、手間もまったくかかりません。
「まだスタートして3カ月程度なので、あまり実感はありませんが、登記簿を確認するとたしかに私の名前が記載されていますので、満足感はありますね」