-1σを上抜けたローソク足を基点にカウント
前回の続きです。
次に、実例チャートをご覧ください。チャートの形(パターン)が夢に出てくるくらい、定着するまで何度も見てください。
[図表1]豪ドル/ドルの日足チャート
ローソク足終値が-1σを上抜けたら、その次の足で買い注文を出す。センターラインで半分利食い(利益確定)、+1σで4分の1利食い、+2σで最後の4分の1を利食い。
[図表2]ポンド/円の日足チャート
ローソク足終値が-1σを上抜けたら、その次の足で買い注文を出す。センターラインで半分利食い、+1σで4分の1利食い、+2σで最後の4分の1を利食い。
[図表3]NZドル/円の日足チャート
ローソク足終値が-1σを上抜けたら、その次の足で買い注文を出す。センターラインで半分利食い(利益確定)、+1σで4分の1利食い、+2σで最後の4分の1を利食い。
まゆ子 はい、わかりました!(笑)
泰造 ローソク足のバンドウォークの本数は、-1σを上抜けたローソク足の直前のローソク足から順に数えるのですね?
右から数えても、左から数えてもどちらでもいいですが、右から数えるほうがわかりやすいですし、時間の節約になります。
左から数えると、どこのローソク足から数えたらいいのか迷う場合も多いですし、ローソク足の本数を数えることに関心が向かいすぎてしまうこともありますから。
9本以上あれば、20本であろうと30本であろうと同じわけですから、右から数えるほうが効率的です。
泰造 なるほど、そう言われてみればそうですよね。
まゆ子 「ミッション001 」発生前のチャートは、長い下落トレンドですね。
そうですね。トレンドが長ければ長いほど、-1σを上抜けたときの反動がきれいに生じるケースが多いです。
泰造 図表3の「NZドル/円の日足チャート」では、いったん-1σを上抜けても、その後数本のローソク足は横ばいですね。下髭が-1σまで伸びているローソク足もあります。
よく気づかれましたね。
そうなのです。だから、指値注文を-1σまで置いておくと、自動的に買いが約定して、安いところで買うことができるのです。
+1σより下に行ったら、その場で利食い決済
泰造 上の「ドル/円の4時間足チャート」では、左側の「ミッション 001」は、+2σまで到達していませんよね? その場合は、利食い(利益確定)はどのようにすればよいのですか?
+2σまで到達しなかった場合は、買値の上に移動しているストップ(逆指値注文)が約定して、自動的に利食い決済されるので心配いりません。
ストップ(逆指値注文)で決済されなくても、+1σより下に行ったら、その場で利食い決済してもかまいません。
[図表4]ドル/円の4時間足チャート
1枚のチャート上に、2回「ミッション001」が発生している。ローソク足終値が-1σを上抜けたら、その次の足で買い注文を出す。センターラインで半分利食い(利益確定)、+1σで4分の1利食い、+2σで最後の4分の1を利食い。
[図表5]ユーロ/豪ドルの4時間足チャート
ローソク足終値が-1σを上抜けたら、その次の足で買い注文を出す。センターラインで半分利食い(利益確定)、+1σで4分の1利食い、+2σで最後の4分の1を利食い。