今回は、FX投資における「トレードルール」と「勝ちパターン」のちがいを見ていきます。※本連載は、ファイナンシャルプランニングや中国ビジネスコンサル等を行う、株式会社Kanakogi Kenの代表取締役・鹿子木健氏の著書、『なぜ鹿子式は銀行預金より安全で、不動産投資より稼ぐのか?』(雷鳥社)の中から一部を抜粋し、FXの「勝ちパターン」について詳しく紹介します。

勝ちパターンを構成する「外部要因・内部要因」とは?

前回の続きです。

 

FXトレードの世界でも同様です。

 

しかし、多くのトレーダーが勘違いをしています。カリスマトレーダーの手法を真似れば自分も勝てると思ってしまう。優れた手法を使うだけで勝てるようになると思ってしまう。それでは、たとえ良い手法を見つけたとしてもその良さは生かされません。

 

「勝ちパターン」の確立が何よりも大事です。

 

セイジ 「勝ちパターン」について語っているケンさんは熱いですね(笑)。

 

セイジ君、当然です。FXで利益を得るための根幹の根幹、ど真ん中の概念です。これをを知らない人が、FXで勝つのはむずかしいですね。

 

そして、この考えが、私がみなさんにいちばんお伝えしたいことです。

 

第1回目の連載で説明したように、「勝ちパターン」とは、相場展開という外部要因と利益にするための行動プロセスという内部要因の二つから成り立っているわけですが、さらに詳しく説明すると、以下を網羅し、体系づけている仕組みのことです。

 

《外部要因》

●チャート分析

●相場心理を見抜くこと

●シナリオ構築

 

《内部要因》

●出口戦略(いつ利食い(利益確定)や損切り(損失確定)をするか)

●エントリー判断(いつどのような場面で売買のスタートを切るか)

●注文の使い分け

●撤退の判断

●資金管理(ポジション管理)

●自己管理(メンタル管理)

●勝率やリスクリワード(損益比率)の最適化

 

そして、もう一つ、多くの人が誤解をしている概念があります。それは「トレードルール」です。

トレードルール=「トレードする際のマイルール」

トレードルールとは、トレードする際の「マイルール」のことです。

 

ほとんどの投資家は、「こうなったら損切りする」「こうなったら利食いする」「こういう場合は取引しない」など、自分が守るべきルールを決めています。そんな決めごとさえ持たないなら、ギャンブルと同じになってしまいます。

 

トレードルールには再現性がありません。なぜならトレードスタイルや、その人の性格、またライフスタイルによって、ルールを変えていく必要があるからです。

 

ある特定の人にだけ通用するルール、それがトレードルールです。トレードルールを作ることは大事ですが、当然、それだけでは利益を出せるようにはなりません。それに対して、「勝ちパターン」は、再現性のある普遍的なものです。

 

<ケンの一言MEMO>

●手法とトレードルールは「勝ちパターン」の一部

●手法だけでは勝てない

●トレードルールだけでも勝てない

本連載は、2017年6月30日刊行の書籍『一週間でマスター FX入門 なぜ鹿子木式は銀行預金より安全で、不動産投資より稼ぐのか?』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。
投資はご自分の判断で行ってください。本連載を利用したことによるいかなる損害などについても、著者および幻冬舎グループはその責を負いません。

一週間でマスター FX入門  なぜ鹿子木式は銀行預金より安全で、不動産投資より稼ぐのか?

一週間でマスター FX入門 なぜ鹿子木式は銀行預金より安全で、不動産投資より稼ぐのか?

鹿子木 健

雷鳥社

1日30分以上のトレード禁止! 時間をかけずに、のんびりやっても稼げるやり方があります。 それが、年利20~30%以上を稼ぐ鹿子木式! どうやったら、オイシイところで、 売ったり買ったりできるの? それを見分ける方法…

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