今回は、「木造・3階建てアパート」が効率の良い投資回収を実現できる理由を見ていきます。※本連載は、アパート経営で資産形成をするサラリーマンから絶大な支持を受ける、株式会社アメニティジョイハウス代表取締役社長・田脇宗城氏の著書、『不動産投資は「新築」「木造」「3階建て」アパートで始めなさい! 』(あさ出版)の中から一部を抜粋し、副業を考えるサラリーマンにとって「新築・木造・3階建てアパート」による不動産投資が向いている理由を説明します。

困ったオーナーが決断する「1階の家賃値下げ」

前回の続きです。

 

入居者がなかなか決まらないと損失はふくらむ一方。そこで困ったオーナーがどうするかというと、家賃の値下げを決断するわけです。

 

必然的に、空室となりやすい1階は、2階よりも家賃が低く設定されます。実際にどのくらい下げれば入居がつきやすいかと言うと、3000円が大体の相場で、2000円が限界といったところでしょう。

 

住む側の立場になってみるとよくわかりますが、確かに「3000円安いなら1階に住んでもいいかな」と妥協できそうな額ではあります。

 

1000円ほど下げただけでは、「ほかで2階以上の空いてる部屋はないかな」と別の物件を探されてしまう可能性が高のいです。

1階部屋の割合が低い3階建てアパートのメリットとは

空室を減らしたいなら1階部分の家賃を3000円程度減らせばいい。「3000円ぐらいなら」と考える人もいるかもしれません。しかし、投資家の目線で見ると、これは単純な話では済まされません。

 

3000円下げることがどれほどの収入減になるか。

 

2階建て8部屋のアパートなら、半分の4部屋を3000円減らすことになります。合計すると月1万2000円となり、年間では14万4000円の収入減です

 

もちろん、部屋が埋まらないよりはいいという話ではありますが、全部屋のうちの50%の家賃を下げるのは相当な覚悟がいるでしょう。

 

対して3階建て9部屋のアパートも3部屋の家賃を3000円減らすことになり、年間で10万8000円の収入減ですが、残りの6部屋の家賃が下がることはない(むしろ3階の部屋は上げることも可能です)ので、2階建てよりも確実な収益が見込めます。

 

空室になりやすく、しかも家賃を下げなければいけない1階部屋。

 

この1階部屋の割合が低い3階建てアパートは、サラリーマン大家にとって、効率の良い投資回収を実現する大きな要因となってくれます。

本連載は、2017年3月19日刊行の書籍『不動産投資は「新築」「木造」「3階建て」アパートで始めなさい! 』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

不動産投資は 「新築」「木造」「3階建て」  アパートで始めなさい!

不動産投資は 「新築」「木造」「3階建て」 アパートで始めなさい!

田脇 宗城

あさ出版

本書はサラリーマンだからこその副業でも失敗しないアパート経営を確立した著者が、成功の法則のすべてを大公開します。 新築・木造・3建てアパート経営とは? ★木造だけどマンションのようなゴージャスな造り ☆木造な…

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