売上収入口座を活用して「会社のお金の流れ」を掴む方法

今回は、売上収入口座を活用して「会社のお金の流れ」を掴む方法について見ていきます。※本連載は、資金繰り改善コンサルタントで税理士の亀田潤一郎氏の著書、『資金繰りは4色通帳にまかせなさい』(経済界)の中から一部を抜粋し、会社のお金の流れを仕組み化する「4色通帳」導入のステップをご紹介します。

売上収入口座の残高は「毎月ゼロ」からスタートさせる

前回の続きです。

 

以上のように、「売上収入口座から運転資金口座→納税緊急口座→将来投資口座」への順番で資金シフトを完了することによって、結果的に売上収入口座の残高は「0(ゼロ)」になります。

 

つまり売上収入口座は、毎月ゼロからスタートするのです。

 

この一連の流れを繰り返すことにより、売上収入口座の預金通帳を見れば、毎月の収入金額が月ごとに理解できるようになります。また、お金の流れから繁忙期や閑散期までもが理解でき、会社のお金の流れのリズムも見えるようになります。

 

このリズムを知ることも、資金繰りをコントロールするうえで重要なのです。

 

[図表1]毎月、スタートは0(ゼロ)

決算後に生じる納税は「納税緊急口座」で対応

決算後、納税が生じる場合には、納付期日までに納税緊急口座から納付税額を引き出し納税してください。なお、継続的に納税緊急口座に資金シフトをしていれば、決算までに積み立てた残高で納税額を賄えると思います。

 

しかし、納税額が納税緊急口座に積み立てていた残高を超える場合もあります。その場合には、将来投資口座から足りない分を資金シフトして、納税を終わらせてください。逆に、納税後に納税緊急口座に残高が残ることがあります。その場合には、納税後の残高を将来投資口座に振り替えてください。

 

ただし、ここで一つ気になることがあるかと思います。

 

納税は決算日から2カ月間の期間内で行なわれるのですが、決算日の翌日(翌期首)から実際の納税までは、新しい事業年度に食い込んでいます。厳密にいえば、この2カ月間で積み立てたお金は新しい事業年度にかかわるものです。

 

しかし、毎年これを繰り返せば2カ月間のズレはあるものの、1年分の積立金額にはなるため、シンプルさを確保するためにも、あえて納税後の残高を将来投資口座に振り替えることをお勧めします。

 

どうしても気になるようでしたら、決算日までに積み立てた金額から納税額を控除した残高を将来投資口座に振り替えてください。

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資金繰り改善コンサルタント
税理士 

顧問先のお金を守ることを使命にし、数字に苦手意識を持つ経営者向けに預金通帳のみで資金繰りを良くする「4色通帳」(旧「1・3」フォーメーション)を開発、指導。
シンプルでありながら、お金のコントロール方法と予算管理の実践的な知恵が身につくと好評を博し、 導入後3カ月以内に実施するアンケートでは、90%超の顧問先から「導入前に比べて大幅に資金繰りが改善している」との回答を得ている。その甲斐ありこの仕組みを導入した関与先での倒産件数はゼロである。

学生時代、中小企業の経営者だった父の会社が倒産。 不況時は数字に弱い社長ほど被害を受けることを目の当たりにし、父の悲劇を繰り返さないためにも、社長のお金を守るため日々奔走している。
著書に26万部突破の『稼ぐ人はなぜ、長財布を使うのか?』や『稼ぐ人はなぜ、1円玉を大事にするのか?』(ともにサンマーク出版)があり、著書累計30万部を突破している。

著者紹介

連載究極の資金繰り術「4色通帳」導入のための5つのステップ

資金繰りは4色通帳にまかせなさい

資金繰りは4色通帳にまかせなさい

亀田 潤一郎

経済界

通帳を色分けするだけで資金繰りが「見える化」! 会計知識ゼロでも会社にお金を残す方法を伝授します! ・社長はなぜ、いつも資金繰りに苦しむのか? ・資金繰り下手な社長のたった一つの共通点 ・会社のお金は4色に色分…

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