『まだ間に合う! 最新 事業承継税制—特例承継計画と納税猶予の申請 』
平賀 均
出版社名:ロギカ書房
発行年月:2022年11月
令和6年3月31日まで、特例承継計画提出期限迫る!!
最新の様式と記入例により、具体的な手順と内容を示し、
申請手続きを効率的に行えるよう解説!!
現在、国内の中小企業数は減少傾向にあり、そして経営者の平均年齢は上昇が続いており、経営者の高齢化と後継者の確保が重要な問題となってきています。
中小企業を守るため国が主導して、事業承継に関する様々な取り組みを行ってきています。平成20年に経営承継円滑法が成立し、翌21年には事業承継税制が創設されました。その後、数次にわたる改正を経て、平成30(2018)年1月、画期的とされる大改正が行われました。これは、高額となりがちな非上場株式の贈与税・相続税額の全額を猶予できる期間限定の措置として、「特例措置」と呼ばれます。
本書は、経営承継円滑化法を概観するとともに、とりわけ改正された「事業承継税制の特例措置」について、実務上のポイントをまとめたものです。納税猶予の申請は、所轄税務署宛に行ないますが、その前段階となる都道府県庁宛の申請内容および申請手続きを中心に記述しています。
私は、経営コンサルタントとして、中小企業の経営支援、とりわけ、事業承継に関する実践的なアドバイスを行ってきました。また、都道府県においては、事業承継税制に係る認定業務を担当し、これまで1,000件を超える窓口相談案件をこなしています。そうした実務経験を活かし、実践的な内容としつつ、できるだけ多くの図表を取り入れ、紙面にも工夫を凝らしたつもりです。
本書が、事業承継について関心をお持ちの中小企業経営者ならびに後継者、そして経営者に指導・助言をおこなう立場にある認定経営革新等支援機関(税理士、公認会計士やその法人および事務所の職員はもとより、金融機関の法人担当者、商工会・商工会議所等の団体における経営指導員、そして事業承継において前捌きを担う中小企業診断士)の皆様方にご活用いただければ幸いです。
本書は、2022年4月1日現在施行の法令等に基づいて執筆しています。今後の法令等の改定により記載内容に変更が生じる場合があります。
掲載記事
[連載]まだ間に合う! 最新 事業承継税制【中小企業診断士が解説】
- 【第1回】 「事業承継」を考える経営者必読!知っておかないと怖い「5つの問題」が想像を超えて深刻なワケ【中小企業診断士が解説】 2023/03/13
- 【第2回】 「事業承継」で後継者に重くのしかかる「相続税・贈与税」を大幅軽減! 利用しやすくなった「事業承継税制」の「特例措置」とは【中小企業診断士が解説】 2023/03/16
- 【第3回】 「事業承継」で後継者の贈与税・相続税が「実質ゼロ」に!「納付猶予制度」の適用条件と「最初の5年間」が重要である理由【中小企業診断士が解説】 2023/03/20
- 【第4回】 「事業承継」で後継者の贈与税・相続税を「ゼロ」にできる「納付猶予制度」の3つの活用パターンと凄まじい威力【中小企業診断士が解説】 2023/03/22
- 【第5回】 【事業承継税制】後継者にかかる贈与税・相続税が「実質ゼロ円」になる「特別措置」がアツい!利用できる「後継者」の条件とは【中小企業診断士・CFPが解説】 2023/03/27
人気記事ランキング
「親が亡くなったら、真っ先にコンビニへ走る」が新常識!相続手続きで困らないためにやるべき、たった一つのこと【税理士が解説】
俺はただの財布か…〈年金月20万円の70代夫婦〉孫の入学祝いに100万円を無心する48歳息子。断ると「ケチ呼ばわり」された75歳父が、震える声で放った“絶縁のひと言”【FPの助言】
年金月22万円の65歳夫婦が『憧れの田舎暮らし』へ…半年後、訪ねた娘が目にした〈誰も助けてくれない孤独な光景〉
「何もしない贅沢」を楽しんでいたはずが…年金15万円・貯金3,000万円の元サラリーマンが〈老後うつと資金枯渇〉に悩まされたワケ
「このまま一生面倒見るの?」貯金2,300万円の60歳姉、20年間ひきこもる54歳弟との同居に〈限界を告白〉
老後資金なんて貯めなきゃよかった…〈年金26万円・貯金3,800万円〉60代夫婦の悔恨。シニアツアーを楽しみ、4人の孫に囲まれ、幸せなセカンドライフのはずが“ため息が止まらない”理由
「親が亡くなったら、真っ先にコンビニへ走る」が新常識!相続手続きで困らないためにやるべき、たった一つのこと【税理士が解説】
【早見表】年金に頼らず「夫婦で100歳まで生きる」ための貯蓄額〈2025年最新版〉
「趣味は貯金」の85歳母が死去…遺産は3姉妹に1冊ずつの「預金通帳」に強烈な違和感。実家住まいの次女の制止を振り切り大捜索、暴かれた真実
定年退職日、職場でもらった花束を抱えて帰宅した60歳夫――翌朝、妻の「今日からお昼ごはん担当よろしくね」で始まった“予想外の生活”
老後資金なんて貯めなきゃよかった…〈年金26万円・貯金3,800万円〉60代夫婦の悔恨。シニアツアーを楽しみ、4人の孫に囲まれ、幸せなセカンドライフのはずが“ため息が止まらない”理由
「親が亡くなったら、真っ先にコンビニへ走る」が新常識!相続手続きで困らないためにやるべき、たった一つのこと【税理士が解説】
資産1億円・富裕層突入の43歳会社員。「一生困らない資産」を持ちながら築37年「家賃7万円」木造アパートで暮らし続けるワケ
「俺の人生だ、勝手にさせてくれ」年金月17万円、“空っぽの冷蔵庫とカビだらけの食パン”の部屋で…75歳父が娘に送った〈老いの意地〉
メルマガ会員登録者の
ご案内
メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。
メルマガ登録- 01/07 高市政権、トランプ2.0、日銀政策、AIバブル… 2026年「日本経済と株式市場」の展望
- 01/08 【地主の資産防衛戦略】 「収益は地主本人に」「土地は子へ」渡す仕組み… 権利の異なる2つの受益権をもつ「受益権複層化信託」の活用術
- 01/08 金融資産1億円以上の方のための 「本来あるべき資産運用」
- 01/11 <令和8年度>「税制改正大綱」最速解説
- 01/11 2026年「コモディティ」投資戦略 インフレは後退するのか…“金(ゴールド)”“原油”相場を 楽天証券経済研究所のコモディティアナリストが解説
- 01/11 <地主の相続対策> 急な相続で困らないための「資産見える化」のススメ
- 01/11 土地に稼いでもらう! 「借地権」を活用した資産運用と法的問題点 【弁護士が解説】
- 01/11 「タックスヘイブン」を使って、節税・秘匿性確保はできるのか? 「海外法人」の設立法・活用法
- 01/11 “相続の困りごと”いつ誰に何を依頼するべき? 弁護士・税理士・司法書士・金融機関・不動産業者etc. 各専門家の得意なことを知ったうえで考える「適切な専門家・士業の選び方」
- 01/11 相続税の「税務調査」の実態と対処方法 ―税務調査を録音することはできるか?
- 会員向けセミナーの一覧