[連載]40歳からの勝ち組ドクター戦略…高齢化社会を支える「町医者」という選択肢

かつてのドクターのキャリア形成は、大学病院の医局から教授を目指すというものが王道でした。しかし、政府が回復期病床と在宅医療を増やす方向へ舵を切ったため、大学病院のような高度急性期・急性期病院は減少が予想されます。そのため、従来型のキャリア設計を漫然となぞっていると、ドクターとはいえ、生き残れなくなるリスクがあるのです。本記事では、高齢化社会が求める「町医者」という業態が秘める可能性を解説します。

本連載の著者紹介

嶋田クリニック 院長

大阪市立大学医学部卒業後、大阪市立大学医学部附属病院第2内科に入局。その後、長野県佐久市立国保浅間総合病院内科にて内科医として地域医療に従事。さらに(旧)国立泉北病院・神経内科にて約10年間勤務を経て、1996年に嶋田クリニックを開院。
勤務医時代から通院できなくなった患者を訪問診療し、開院後はさらに医療と地域との連携を考えた医療を実践し続けている。
大阪市立大学医学部非常勤講師、大阪府保険医協会副議長・地域医療対策部部長、泉北医師協議会会長、「三つ葉の会」(堺市南区周辺の多職種連携推進の会)会長、大阪府介護支援専門員(ケアマネージャー)協会堺支部南区地区顧問、堺市認知症サポート医。高齢者の在宅医療、またパーキンソン病をはじめとする神経難病と認知症に対する専門診療・保健活動も行い、通院が困難な患者の訪問診療に注力している。
日本内科学会・総合内科専門医。日本神経学会・神経内科専門医。

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