パターンをつかめば機械的な売買だけでも勝てる
たっぷりとチャートについてお話ししてきましたが、チャート分析の有用さは伝わったでしょうか? ここまでご紹介してきたパターンをある程度つかんでしまえば、あとは機械的に売買するだけでも勝てるようになります。
難しいことをいうようですが、私情を挟まず、自分が機械になったつもりでやったほうが、勝率は上がるでしょう。
それを踏まえて、問題となるのはやはり銘柄選びです。
ここまでにも、「ランキングを使って探す」などの方法をお話ししてきましたが、値上がり率ランキング、値下がり率ランキングについては、毎日ざっと目を通すのがお勧めです。1日あたり10〜20分もあればできることなので、なるべくなら習慣化するとよいでしょう。
上位20位くらいまでの銘柄を日々チェックしていると、よく出てくる銘柄がわかってきます。暴騰、暴落しやすい銘柄は、そんな中から見つけられるので、ピックアップして日頃から値動きを見ておくとよいでしょう。
暴騰・暴落の「常連」銘柄が存在する
筆者も、会員の方に対して、何度となく同じ銘柄を推奨することがあります。それは、暴騰・暴落の常連銘柄だからです。そのような銘柄には、短期間でも幾度となく売買の好機が到来します。
また、できることなら暴騰・暴落銘柄について、「なぜこんなに上がったのか?」などと、自分なりに考えてみるのもよいと思います。
暴騰した銘柄は、たいてい好材料のニュースが出ているなど、それなりの理由があります。また、チャートを見ると、底打ちのサインが明確に出ていたりすることも多いものです。あるいは、暴騰した銘柄がだんだん下げてきたとき、その後の展開を読むこともできるようになるでしょう。
「あ、これはこの間暴騰していたけど、今はこんなに下がっている。明日も下げたら買いだな」といった具合に、その銘柄の値動きを見られるようになったら、皆さんもチャートの達人の仲間入りです。