大きな陽線での高値更新は強い「買い」シグナルに
今回は、「高値更新銘柄の新展開狙い」の具体例を3つご紹介します。
☆デ・ウエスタン・セラピテクス研究所(ジャスダック・4576)
デ・ウエスタン・セラピテクス研究所はバイオ関連銘柄の一つです。創薬ベンチャーとして知られます。この銘柄は、バイオ全体の勢いもあって、2013年には驚異的な暴騰を見せました。なんと、456円から3755円にまで上がっています。
暴騰する前から、安定的にゆるい上昇トレンドにあったのですが、一度高値をつけてから下がり、再び高値を更新したところでドカンと値上がりしています。非常にわかりやすいでしょう。これからの日本株式市場を思えば、このような推移を見せるチャートは高い頻度で現れてくるのではないかと思います。
☆GMOアドパートナーズ(ジャスダック・4784)
GMOアドパートナーズは、インターネット広告を手がけている企業です。ジリジリと上昇した後、大きな陽線をつけて直近高値を更新。そこからは大幅な上昇を遂げました。
胴体の長い陽線は、それだけ買いエネルギーが強いということを意味します。つまり、今後も上昇が期待できるということです。そのため、高値を大きな陽線で更新するというのは、強い「買い」シグナルとなります。
大きな陽線が出ると、「もうこんなに上がったんだから、翌日は上がらないのではないか?」と思われがちですが、高値更新の場合はそうとは限らないので、弱気は禁物です。
もみ合いの間に溜まったエネルギーが爆発
☆DNAチップ研究所(東証2部・2397)
同社は、DNAチップなどによる、遺伝子受託解析をメインとする企業です。はっきりした三角保ち合いではありませんが、ずっと同じような価格帯での行ったり来たりを繰り返していました。
状況が変わったのは、大陽線がパッと出現したタイミングです。このときは高値を更新したわけではありませんが、もみ合いを離脱し、きれいな上昇に転じています。もみ合いの間にはエネルギーがくすぶっているので、一度爆発すると、溜まっていたエネルギーをバネに大幅な上昇を遂げることがよくあります。