前回は、新築した家の引渡し前の「検査」を軽視してはいけない理由を取り上げました。今回は、住宅会社選びで重要となる「アフターメンテナンス」について見ていきます。

こんなはずじゃなかった…とならないために

アフターメンテナンスとアフターサービス、定期点検ってどこが違うんだろう? と思っている人が、意外に多いかもしれません。言葉の定義も曖昧で、無償の場合も有償の場合もあるのでやっかいです。加えて、住宅会社ごとに独自の定期点検やアフターメンテナンスを打ち出していますから、大変わかりにくくなっているというのが現状です。

 

ちょっとした認識の違いが、のちのちこんなはずじゃなかった……の種にもなりかねません。家づくりのパートナーとなる住宅会社のアフターサービスや定期点検について、契約前もしくは引渡し前にしっかり説明を求め、理解しておくことも大切です。

10年間の保証のはずが・・・

基本的にどの住宅会社で建てても、すべての新築住宅は「住宅品質確保促進法(品確法)」により、10年間の保証が義務付けられています。といってもこれは基本構造部分と雨漏りに関してのみです。その他建具の不具合はもちろん、外装材や屋根材などの劣化や問題による傷みは、10年保証の全くの対象外になります。

 

建具や屋根、外壁材などの不具合や劣化に関しては、それぞれの住宅会社で独自の保証期間(多くは2年まで)を設けていることがあります。それもあくまで施工や設備の欠陥など住宅会社もしくは設備メーカーによる過失と認められるもののみで、それ以外のほとんどは自費補修と考えた方がいいでしょう。

 

よく聞く「長期保証」とは、10年以降有償で定期点検と必要なメンテナンスをした場合に限って、保証の更新もします。つまり保証の更新には「お金がかかります」ということです。

 

アフターメンテナンスの仕組みについて、契約時もしくは引渡し時にしっかり説明しない会社は、のちに問題があっても専門用語で言いくるめたり、過失を断固認めない可能性がありますので、注意しましょう。

本連載は、2017年4月12日刊行の書籍『改訂版「家づくり」は住宅会社選びで9割決まる 』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

改訂版「家づくり」は住宅会社選びで9割決まる

改訂版「家づくり」は住宅会社選びで9割決まる

貞松 信人

幻冬舎メディアコンサルティング

人生を左右するほどの大きな買い物である「家づくり」。「家づくり」は購買経験を積むことが出来ないため、何が正しくて、何を基準にすれば良いかわからない、とても難しい買い物です。 あるアンケート調査では、注文住宅を…

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