ファンダメンタルズ分析・テクニカル分析の違いを把握
売買の期間による投資スタイルとは別に、何を基準に売買の判断をするかによる投資スタイルの違いもあります。
「4日目」「5日目」(本書籍をご覧ください)で詳しく見ていきますが、「ファンダメンタルズ分析」と「テクニカル分析」です。実際にはこれらを自分なりに組み合わせて売買の判断をしていくことになるのですが、人によってやりやすいスタイルがあるのも事実です。
ファンダメンタルズ分析とは、各国の金利やさまざまな政府機関や調査会社などから発表される指標などを分析して、相場を予想するやり方です。例えば、アメリカの「失業率」が予想値よりも低かったらドル高になりやすいと考えるような方法です。世界の具体的な経済動向に沿って為替相場を予想するのです。
これに対してテクニカル分析とは、いわゆる「ローソク足」などと呼ばれるチャートをもとに、今後の為替の動きを予測する手法です。「こういう動きのあとは、こう動く傾向が強い」という法則を知っておくことは、FXで利益を出すうえでとても重要です。
ひとつの情報だけでなく、多くの情報をもとに判断を
ただし、どちらも万能ではありません。ファンダメンタルで予測しても、テクニカルで予測しても、必ずしもそうなるとは限らないのです。ひとつの情報にすべてを左右されるのではなく、さまざまな情報を総合的に分析して予測するのがFXでの勝利への近道です。
[図表]FXで利益を得るために覚えておこう!