様々な「自分を戒める格言」を知っておく
投資にはたくさんの格言があります。なかには、「?」と思えるものもありますが、養生訓、または反面教師だと思って、いくつか記憶にとどめておいてもいいでしょう。
「買いたい弱気 売りたい強気」
「買いたい弱気」とは、本心では買いたいと思っていても、もう少しいい条件で変えるのではと思っている状態です。それが高じると、例えば上昇局面で下がってほしいと思いはじめます。この先、高値を付けると予想しているにもかかわらず、安値を希望するという矛盾が生じています。
つまり、希望的観測が大きく作用しているのです。どうしても自分に有利な、都合のいい解釈をしてしまいがちです。それを戒める格言です。
「相場はあしたもある」
いま買わないと損をするなどと考え、焦って飛びつくのは危険だと説いています。イギリスのEU脱退時やトランプ大統領が決まったときなど、大きく相場が動きました。
そこで参加できなかったからといって、悔しがることはないのです。株式相場でもFXの為替相場でも過去のチャートを見れば、いくつも収益を得られるポイントがあったことがわかります。大きく儲けようとするのは投資ではなく、もはやギャンブルです。少し深呼吸でもして、気分を落ち着けて、参加しましょう。
格言を生かすための「投資ノート」をつける
投資で成功するのには、投資を反省することが重要だといわれます。儲かったからうきうきする、損をしたから落ち込んでいるだけでは、次の投資につながりません。勝てる投資ができるようにはならないのです。
ぜひとも投資ノートのようなものをつくり、行った売買を反省してみましょう。その際、投資の格言を探して当てはめてみるのもいいでしょう。