不動産業者の言葉は「参考程度」に!?
不動産業者の方の言葉は、100%信じるのでなく、参考程度に聞いている方が賢明でしょう。その人の性格によっても違いますが、いい加減なことを言う方はかなりいます。
「我々買主が誠実にお付き合いしようと心がけているのに、けしからん!」と腹立たしい気持ちになりますが、そこはやり過ごすしかありません。
皆様も物件探しを始め、不動産業者の担当者と話しだすと、必ず出会うのが、
「金融機関はよく知っているのでファイナンスには自信があります。この物件、高岡さんなら間違いなくフルローン近く出ます。お任せください」
といったような、融資は問題ないので買いましょう、という論法をとる担当者です。
経験上どう考えても不可能と思われるので、「どこの銀行が融資してくれるのですか?」と聞きますが、曖昧な答えしか返ってきません。
こちらには何の損失もないので、「物件を進めてください」と何度かお願いしたこともあるのですが、当然上手くいったことなどありません。
こんな無意味なことを言って何がしたいのか、と不思議になります。
業者の話は鵜呑みにせず、他の人の見解も聞いてみる
我々は待っていればいいだけですが、この担当者は、銀行、売主、我々買主との間に入って、様々な調整や交渉をする時間や労力が無駄だと思います。そんな戯言を言っても誰も得しないし、本人の徒労で終わるだけなのに、と思ってしまいます。このことを永富君は「それが不動産業界の七不思議です」と笑って説明してくれました。
多分、不動産業界にはそういう慣習というか風土みたいなものがあって、彼らの先輩もそんな感じで営業していたので、その名残なのでしょう。
また彼らの仕事が不動産を売ることである以上、彼らの物件評価自体も甘くなります。彼らに悪気はなかったとしても、物件のいい所をアピールします。
担当者の言葉を参考程度に聞いて、知り合った他の不動産会社の人に一般論としてヒアリングしたり、不動産に詳しい人に相談したり、他の人の見解も聞いてみるべきでしょう。