治療薬を点眼し続ければ、ドライアイは治るのか?

前回は、ドライアイに適した目薬について解説しました。今回は、ドライアイの具体的な治療法について見ていきます。

涙の水分量が少ない場合は、涙点プラグがよく効く

Q:ドライアイで目が乾き、痛くて開いていられないときもあります。眼科では「涙の量は正常」と言われ、点眼液を出していただきましたが、改善しません。涙の脂分が少ないと言われたこともありますが、どのような治療がありますか?

 

A:まずドライアイにはいくつかタイプがあって、涙の水分量が少ないタイプ、脂分が出にくい蒸発亢進タイプ、また特に若い人に多い涙液の角膜への乗りが悪くなるタイプなどがあります。

 

水分量が少ないタイプでは涙点プラグがとてもよく効きますが、脂分が出にくいタイプでは外から脂分を補ってあげたり、脂分が出る場所を温熱治療で改善したりする治療が有効です。

現在、ドライアイを根本的に治療する方法はない

Q:目の乾きが気になるときに目薬を使っていますが「目薬はあまりささないほうがよい」と聞きます。どちらでしょうか?

 

A:ドライアイの場合、自分の力で目を潤すことができないので、目薬が必要になります。目薬を使ったからといって、涙が出なくなるということはありませんのでご安心ください。

 

Q:ドライアイに悩んでいます。治療薬を長期間点眼し続けることによって、乾燥しにくい目になることはありますか?

 

A:現在、ドライアイを根本的に治療する方法はありません。点眼薬の役割は、水分補充と水分や粘液の分泌を促すためのものです。長期間使用することによって完全にドライアイが治るというものではありません。

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日本眼科学会認定眼科専門医
指導医 

1998年名古屋大学医学部卒業後、社会保険中京病院に勤務。
2000年、社会保険中京病院眼科医員。
2005年ハーバード大学 Massachusetts Eyeand Ear Infirmary 留学。2006年、イリノイ大学眼科留学。2012年慶應義塾大学医学部大学院卒業博士号取得。同年、岐阜赤十字病院眼科主任部長、名古屋アイクリニック角膜・眼表面担当医に就任。白内障、レーシック、フェイキックIOLから角膜移植術、角膜クロスリンキング、眼瞼手術など最先端の手術をマルチにこなす。2011年~2015年までの手術実績約3700眼。
慶應義塾大学医学部 眼科学教室 非常勤講師。
大連医科大学客員教授。
中華人民共和国 非常勤医師免許取得。
ICLインストラクター。
トラベクトームインストラクター。

著者紹介

連載放っておくと大変なことに!? 目のケガ・ドライアイQ&A

目の悩み・疑問がスッキリ解決する500のQ&A

目の悩み・疑問がスッキリ解決する500のQ&A

小島 隆司

幻冬舎メディアコンサルティング

「白内障の手術受けるべき?」「目がかすんで見えるけど、これって病気?」ウェブ上の「眼科相談室」には、毎日全国の方々からたくさんの悩みが寄せられています。著者は、約10年間にわたって約6000件以上の質問に丁寧に答え…

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