涙の水分量が少ない場合は、涙点プラグがよく効く
Q:ドライアイで目が乾き、痛くて開いていられないときもあります。眼科では「涙の量は正常」と言われ、点眼液を出していただきましたが、改善しません。涙の脂分が少ないと言われたこともありますが、どのような治療がありますか?
A:まずドライアイにはいくつかタイプがあって、涙の水分量が少ないタイプ、脂分が出にくい蒸発亢進タイプ、また特に若い人に多い涙液の角膜への乗りが悪くなるタイプなどがあります。
水分量が少ないタイプでは涙点プラグがとてもよく効きますが、脂分が出にくいタイプでは外から脂分を補ってあげたり、脂分が出る場所を温熱治療で改善したりする治療が有効です。
現在、ドライアイを根本的に治療する方法はない
Q:目の乾きが気になるときに目薬を使っていますが「目薬はあまりささないほうがよい」と聞きます。どちらでしょうか?
A:ドライアイの場合、自分の力で目を潤すことができないので、目薬が必要になります。目薬を使ったからといって、涙が出なくなるということはありませんのでご安心ください。
Q:ドライアイに悩んでいます。治療薬を長期間点眼し続けることによって、乾燥しにくい目になることはありますか?
A:現在、ドライアイを根本的に治療する方法はありません。点眼薬の役割は、水分補充と水分や粘液の分泌を促すためのものです。長期間使用することによって完全にドライアイが治るというものではありません。