これからは「世帯数自体」が減少していく
次のグラフをご覧下さい。これは国立社会保障・人口問題研究所による「日本の将来推計人口」をグラフ化したものです。
[図表] 高齢化の推移と将来設計
これによりますと、19歳以下の年少人口と20歳から64歳の生産年齢人口が著しく減少する一方で、65歳以上の老年人口が増加するとの予想です。
少子化の原因としては未婚率の上昇、晩婚化、晩産化などが挙げられ、一方の高齢化の原因としては医療技術の発達による平均寿命の延びが挙げられています。
総人口が減っても単身者などの世帯数が増加すれば空室は増えませんが、世帯数自体がこれからはかなりの勢いで減少していきます。
これではマズイということで保育園の待機児童数を減らす対策であるとか保育士の待遇改善に取り組んではいるのですが、もう少しペースアップできないものかというのが不動産オーナーの正直な気持ちではないでしょうか。
にもかかわらず最近は人口を増やす政策に対して条件反射的に反対する国民が多いように見受けられますが、どういうつもりでしょうか。
若い人が増えないと労働力不足は当然として税収アップも望めませんし、それよりも何よりも街に活気が出ません。ペットとロボットばかりが街を闊歩する世の中になるのでしょうか。
国の宝である「子供の数」を増やさないとダメ
私には子供が4人いて学校の運動会を見に行くのが楽しみだったのですが、若い人が元気に走り回ったり騎馬戦などをしているのを見ると、本当に心の底から嬉しくなります。
特にリレー競技が好きでした。中高一貫校の場合、中学1年から高校3年までの6学年から選抜された各学年2人ずつ合わせて1チーム12人の選手が次々とバトンを受け渡し疾走する姿は感動すら覚えます。
今は全員高校を卒業したので残念ながら運動会からは遠ざかってしまったのですが、大学でアメフトをやっている子供がいるので、それを見るのが楽しみの一つになっています。
いずれにしても何が何でも子供の数を増やさないとダメです。とにかく国にとっても子供は宝なのだということを今一度認識する必要があります。
チョット興奮して本題からはずれてしまいました。この辺で止めます。