「脱税」をするような人は事業承継が上手くいかない
皆様方は不動産賃貸業における脱税とはどういったものを指すと思われますか? それほど難しくありません。家賃収入を売上から除外するとか架空の人件費や経費を計上することです。
これらは明らかに脱税行為であり、厳に慎まなければなりません。人間というのは面白いもので一度でも悪事を働くと、バレルまで何度も繰り返します。万引きしかり覚醒剤しかりです。
ところで私がなぜこうした脱税のことに触れたかと言いますと、脱税をするような方は事業承継が上手くいかないケースが圧倒的に多いからです。
まず会計事務所との関係が自然と疎遠になっていきます。最近は国税当局も特に脱税については厳しく取り締まりをしておりますので会計事務所の側に立てば脱税をするようなお客様とはお付き合いしたくないのです。
「節税」に時間とエネルギーを投入する
これは会計事務所以外でも同じです。金融機関然り、管理会社然りです。また家族関係も上手くいっていないケースが多いようです。
要するに事業承継というのは様々な方の協力が必要になるのですが、脱税をするような方はそうした回りの方々の協力が得られなくなるのです。
もちろん節税は大いにやらないといけません。節税に時間とエネルギーを投入しないで能天気に税金を払っているようでは不動産オーナーとして失格です。
いずれにしても繁栄する大地主を目指すのであれば脱税からは即刻足を洗い、間違えている会計処理は早急に改善しましょう。