マイホームの建築・・・住宅展示場を見学する際のポイント

前回は、家造りの発注先選びで避けたい「なんでもやる」会社について取り上げました。今回は、住宅展示場を見学する際のポイントを見ていきます。

住宅展示場へ行ったら裏側にまわってみる

業者選びの最初の一歩として、ハウスメーカーの住宅展示場に行かれる方は多いと思います。広くて快適なリビング、今どきの家具でコーディネートされた寝室、機能的なキッチン、理想的な住まいがそこにはあるように思えます。

 

住宅展示場に行った際は、ぜひ建物の裏側にもまわってみてください。展示場の室内は過ごしやすい室温だったとしても、裏側にまわってみると、7台、8台ものエアコンの室外機がフル回転していることが大半です。それだけのエアコンを動かしていれば快適な室温になるのは当たり前です。むしろエアコンをそれだけの台数つけていないと、過ごしづらいということでもあります。

 

また、住宅展示場内は、見栄えを考えて通常よりもグレードの高い仕様や設備で造られており、実際にそのとおりに建てようとするとオプション料金が発生するなんてことも多いようです。

 

しかも、最近は住宅の流行のサイクルが早いので、2、3年ごとに展示場も造り直す必要があります。その都度、建設費用のほか、解体費用、宣伝費用もかかります。そしてそのコストは、すべてあなたの家の見積りに上乗せされているのです。自分の家造りには直接関係ない分の費用をお客様が負担しているのが実情です。

家の本当の性能を知る・・・宿泊体験型の展示場

あなたが選んだハウスメーカーが建てる家について、図面や写真だけでは、実際にその家に住むイメージはなかなか掴みづらいと思います。住宅の本当の住み心地を知るには、ひと晩、泊まってみるのがいちばんです。見栄えのよさやエアコンで生み出される快適さではない、真実の性能を見極めることが出来ます。

 

夏の暑い夜や冬の早朝、外気からの影響はどうでしょうか。断熱材と気密性にこだわった断熱性能の高い家なら、エアコンを切った途端に温度変化したり、不快感を覚えたりすることは起きないはずです。こうした体感こそ、家造りにおいては、何よりも確認していただきたい大切なポイントになります。

 

とはいえ、既に住まわれている家に泊まるのは現実的ではありません。代わりに、宿泊体験が出来る会社の展示場に足を運ぶことをおすすめします。

株式会社緑建設 代表取締役社長

1973年、神奈川県相模原市生まれ。
高校卒業後、小売業系の会社に就職。
その後商社への転職を経て、20歳の時に緑建設に入社。
父であり前社長の齋藤進氏の下で現場監督8年、営業職10年の下積み修業を経て、2011年より現職に就任。
1973年に創業した先代の、“家は「売る」ものではなく、お客様のこだわりを叶えるために「造る」もの”という姿勢を貫いている。
現職就任後は「いつでも真向勝負」をモットーに、外断熱工法の木造注文住宅に徹底してこだわり、お客様にとって「住み心地」のよい家の在り方を追求し続けている。

著者紹介

連載マイホーム建築を成功に導く「施工会社」との付き合い方

本連載は、2017年2月27日刊行の書籍『改訂版 いい家は注文住宅で建てる』(幻冬舎メディアコンサルティング)の本文から一部を抜粋したものです。

改訂版 いい家は注文住宅で建てる

改訂版 いい家は注文住宅で建てる

齋藤 正臣

幻冬舎メディアコンサルティング

人生で一番大きな買い物、「マイホーム」。理想のイメージばかりが先行して、見当違いな設計に後悔したり、不本意な金額を払ったりするハメに陥らないために、まずは住宅オーダーの基本を学びましょう。「よい見積り、悪い見積…

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