前回は、オトナ女子がなかなか貯金できない理由を説明しました。今回は、お金を貯めるために持っておきたい「ポジティブな動機」について見ていきます。

お金は「ワクワクしている人」のところに集まる

ここでは、感情面についてお話ししておきましょう。「これから貯金をしよう」というとき、あなたはいったいどのような目的で、取り組みますか。

 

「老後の生活資金を貯めなければ」という目的でしょうか。「病気になると大変だから、蓄えをつくらなければ」という目的でしょうか。「何かあると困るから、とりあえず現金を集めておこう」という目的でしょうか。

 

これらの目的を掲げるお気持ちはよくわかります。ただ、いずれもネガティブな感情を動機とした目的と言えます。実はこのような動機では、なかなかお金にはモテにくいのです。

 

お金は「ワクワク」している人のところに集まります。つまりお金とは、ポジティブで建設的な気持ちで、周囲に感謝をしながら明るく過ごしている人のところに、流れるようにできているのです。

 

その理由は、簡単です。お金とは、必ず「人」が運んでくるもの。明るさやポジティブさが欠けているところに、多くの人は集まりません。そうなると、お金だって集まらないことになるからです。

 

「お金を貯める」という言葉からは「堅実」「真面目」というイメージを思い浮かべる方が多いかもしれません。でも「お金を貯める」ときだって、「ワクワク」することが実は大事なのです。

 

ワクワクな気持ちとは、ポジティブな気持ちが最高潮であると言えます。ワクワクすることで、前向きになり、建設的に世の中を見ることができて、自分の持っている力を十二分に発揮することができるのです。

海外旅行やジム通いなど、ポジティブな目的を掲げる

では具体的に、いったいどうすればよいのか考えてみましょう。

 

「お金を貯める」ときは、ポジティブな感情を動機にした目的を立てましょう。たとえば「仕事を定年でリタイアしたら、世界遺産巡りをしたい」「健康促進のためにジムに通いたい」などの目的です。なるべく「喜び」「楽しみ」にフォーカスすればよいのです。

 

老後の心配や病気にばかり焦点を当てていては、たとえお金が貯まったとしても、すぐに病気になってお金がすぐに出ていってしまうかもしれません。「思考は現実化する」というように、人の心というのは、考えれば考えるほど、その事柄が実現しやすくなってしまうものだからです。

 

思わぬ不幸を招かないためにも、ポジティブな目的を掲げ、ワクワクしながら貯金を楽しんでいきましょう。

 

<ポイント>

お金を貯めるときは、ポジティブな気持ちを動機にする

本連載は、2017年1月10日刊行の書籍『お金にモテる独身女子50のルール』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

お金にモテる独身女子50のルール

お金にモテる独身女子50のルール

和田 勉

幻冬舎メディアコンサルティング

女性の社会進出が進む中、経済的に自立した生活を送りたいと願う女性が増えています。しかし、出産や子育てを伴う女性は昇給の機会も限られており、休職と復帰、離職と再就職を繰り返す女性も多く、思うように収入を増やせない…

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