きょうだいがいないだけで相続税の基礎控除が1,200万円も減る?…「もめる相手がいないから安心」とは言い切れない〈ひとりっ子〉ならではの相続問題

きょうだいがいないだけで相続税の基礎控除が1,200万円も減る?…「もめる相手がいないから安心」とは言い切れない〈ひとりっ子〉ならではの相続問題
(※写真はイメージです/PIXTA)

「きょうだいがいないから揉めることもなく、手続きも楽なはずだ」――そう高をくくっている人を待ち受けているのは、思いも寄らない現実である。少子化が進み、いまや5人に1人がひとりっ子とされる時代。確かにきょうだい間で泥沼化する争いとは無縁であっても、ひとりっ子相続には特有の問題が潜んでいます。本記事では、高橋大樹氏による著書『あなたの実家、どうする? 知識ゼロでも絶対後悔しない! 損しない! 不動産相続の新・ルール』(WAVE出版)より、「ひとりっ子相続」の注意点と相続対策について解説します。

5人に1人…実は増えている「ひとりっ子相続」

近年、日本では少子化が進む中で、「ひとりっ子」の割合も高くなっています。内閣府男女共同参画局のデータによると、2002年に約10%だったひとりっ子家庭の割合は、2015年には18.6%に上昇。もはや5人に1人がひとりっ子という時代になってきています。

 

「ひとりっ子だから相続でもめることはないはず」

 

そう思っている方もいらっしゃるかもしれません。確かに兄弟間で争うことはありませんが、実はひとりっ子ならではの問題があるのです。

ひとりっ子ならではの問題…相続税の基礎控除が少ない

相続税には基礎控除があり、この金額を超えた場合のみ相続税がかかります。

 

基礎控除の計算式:3000万円+600万円×法定相続人の数

 

では、ひとりっ子と子どもが3人いる場合を比較してみましょう。

 

・ひとりっ子の場合:3000万円+600万円×1人=3600万円

・子ども3人の場合:3000万円+600万円×3人=4800万円

 

つまり、ひとりっ子の場合は、子どもが3人いる場合よりも基礎控除額が1200万円も少なくなり、相続税の負担が重くなる可能性が高いです。

 

 

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※本連載は、髙橋大樹氏による著書『あなたの実家、どうする? 知識ゼロでも絶対後悔しない! 損しない! 不動産相続の新・ルール』(WAVE出版)より一部を抜粋・再編集したものです。

あなたの実家、どうする? 知識ゼロでも絶対後悔しない! 損しない! 不動産相続の新・ルール

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髙橋 大樹

WAVE出版

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