「ほら、お姉さんもお金をもらっていたじゃない!」過去の学費や援助を暴露し合う泥沼裁判、きょうだい6人が“絶縁状態”に…父の遺産〈都内280坪〉が生んだ壮絶な争い

「ほら、お姉さんもお金をもらっていたじゃない!」過去の学費や援助を暴露し合う泥沼裁判、きょうだい6人が“絶縁状態”に…父の遺産〈都内280坪〉が生んだ壮絶な争い
(※写真はイメージです/PIXTA)

親の遺産をめぐっての相続トラブル。「法定相続分どおりに分ければ解決する」という思惑は、当事者同士の話し合いによって容易に打ち砕かれてしまうものです。相続争いを回避するためには、どうすればよいのでしょうか。本記事では、高橋大樹氏による著書『あなたの実家、どうする? 知識ゼロでも絶対後悔しない! 損しない! 不動産相続の新・ルール』(WAVE出版)より、きょうだい間相続の事例を通して、生前から「第三者の専門家」を交えて取り組むべき相続対策の要点を解説します。

親も子も話しにくい「相続の話題」

「借金=悪」ではない! 富裕層の思考から学ぶ 「一生モノの運用能力」 詳しくはコチラ>>>
知識ゼロでも絶対後悔しない! 損しない!
不動産相続の新ルール詳しくはコチラ>>>
 

子どもから「相続の話をしたい」と言われた親は、「お金目当てなのか」「死ぬのを待っているのか」と感じてしまうかもしれません。

 

一方、親も「相続のことを考えなければ」と思っていても、子どもに切り出すのは簡単ではありません。「まだ早い」「縁起でもない」と先延ばしにしがちです。

 

結果として、誰も、何も行動を起こさないまま時間が過ぎてしまいます。実際、私がお手伝いする案件のほとんどは、「本当に困った状況になってから」の相談です。親が弱ってから、認知症の症状が出てから、あるいは相続が起きてからの相談が大半を占めます。

 

でも、その状況になってからでは、できることが限られてしまうのです。

 

第三者を介在させることが重要

だからこそ、間に入る第三者が必要です。私たちのような専門家が間に入ることで、親子では話しにくい内容も自然に話し合えるようになります。理想的なのは、親子で一緒に専門家の話を聞くことです。セミナーに参加したり、個別相談を受けたりすることで、同じ情報を同じ場所で共有することができます。

 

別々に相談してしまうと、一方からの話しか相手に伝わらず、話がかみ合わなくなることも多いです。親から相談を受けた専門家は親の立場で答えますし、子どもから相談を受けた専門家は子どもの立場で答えるからです。

 

同じ場所にいて、同じ人から話を聞くことで、共通の認識が生まれるのです。

 

意外なところに情報が…専門家を見つける方法

「そんな専門家をどこで見つければいいの?」という声が聞こえてきそうです。

 

実は、身近なところに情報があります。お住まいの区や市の広報誌を見てみてください。「相続無料相談会」「終活セミナー」といった案内が掲載されていることが多いです。

 

私も世田谷区報に広告を出し、司法書士、弁護士、税理士などの方々と一緒に定期的に相談会を開催しています。毎回多くの方にご参加いただいています。図書館や公民館、地域の集会所などでも相続関連のセミナーが開催されることがあります。まずは、こうした地域の情報をチェックしてみましょう。

 

大切なのは、「色のついていない」専門家を選ぶことです。銀行に相談すれば銀行の商品をすすめられますし、ハウスメーカーに相談すれば建築の話になりがちです。

 

できるだけ中立的な立場の専門家を選んで、まずは親子一緒に話を聞いてみることをおすすめします。

話のきっかけ作りのポイント、3つ

では、具体的にどうやって親を誘えばいいのでしょうか。

 

・知人の話を例に出す

「〇〇さんが相続で大変だったみたい。うちは大丈夫かしら」という形で話題にできます。他人の話なら、親も身構えることなく聞いてくれるでしょう。

 

・新聞記事やテレビ番組を利用する

相続に関するニュースを見た時に、「こんなトラブルもあるのね。うちも準備しておいたほうがいいかしら」と自然に話題にできます。

 

・軽い気持ちで誘う

「面白そうなセミナーがあるから、一緒に行ってみない?」「無料の相談会があるから、話だけでも聞いてみない?」

 

こんな軽い気持ちで誘ってみましょう。「勉強になりそう」「興味深い」といった表現を使うと、相手も参加しやすくなります。

話し合いで避けたい表現

親との相続の話では、できれば使わないほうがいい表現もあります。

 

「万が一の時」「もしもの場合」という曖昧な表現は、具体的な話し合いにつながりません。また、「心配だから」という理由は、「自分は心配されるほど弱っているのか」と親を不安にさせてしまう可能性があります。

 

「遺産」「相続税」「遺言書」といった直接的な言葉も、親に「死」を連想させてしまうため、最初は避けたほうが無難です。

 

代わりに、「将来のことについて一度、きちんと話し合いませんか」「大切な家のことを教えておいて」といった、より自然な表現を使いましょう。

急がず、焦らず、継続的に

一度の話し合いですべてを決める必要はありません。時間をかけて、少しずつ進めていけばいいのです。

 

親が嫌がることは無理強いせず、親のペースに合わせることが大切です。元気なうちに少しずつ準備をしておけば、いざという時に慌てることがありません。「あの時話し合っておいてよかった」と思える日が、きっと来るはずです。

 

 

高橋 大樹

不動産相続アーキテクツ株式会社

代表取締役・宅地建物取引士・一級建築士

 

 

【注目のセミナー情報】​​​

【決算対策 】9月25日(金)オンライン開催
「GPUサーバー」はただの設備ではない?
税制優遇を活用する「戦略的資産」としての役割

 

【事業投資】9月30日(水)オンライン開催
年商1,600万円・年間利益600万円のモデルケースを公開!
信頼のECCブランド「個別指導塾ベストワン」の経営戦略

 

 

【関連記事】

■月20万円もらえるはずが…45歳・サラリーマン「ねんきん定期便」に抱いた違和感。「年金ルール」知らずにそのまま20年…65歳で受け取ることになる年金額に唖然「何かの間違いでは?」

 

「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】

 

■親が「総額3,000万円」を子・孫の口座にこっそり貯金…家族も知らないのに「税務署」には“バレる”ワケ【税理士が解説】

 

 

※本連載は、髙橋大樹氏による著書『あなたの実家、どうする? 知識ゼロでも絶対後悔しない! 損しない! 不動産相続の新・ルール』(WAVE出版)より一部を抜粋・再編集したものです。

あなたの実家、どうする? 知識ゼロでも絶対後悔しない! 損しない! 不動産相続の新・ルール

あなたの実家、どうする? 知識ゼロでも絶対後悔しない! 損しない! 不動産相続の新・ルール

髙橋 大樹

WAVE出版

「不動産相続」に特化した、 これからの10年に誰にとっても必ず必要になる対策が詰まった相続本! ◎兄弟姉妹や親族の間で骨肉の争い? ◎「道路」が運命を左右する? ◎売る側のはずなのに借金? ◎親が認知症になったら…

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録
会員向けセミナーの一覧