「1億2,000万円、全部使って死んでやる」…65歳でリタイア・豪邸リフォームに高級車、海外旅行三昧の元大手会社員…5年間の豪遊で感じた「虚無感」

「1億2,000万円、全部使って死んでやる」…65歳でリタイア・豪邸リフォームに高級車、海外旅行三昧の元大手会社員…5年間の豪遊で感じた「虚無感」
(※写真はイメージです/PIXTA)

「老後資金が足りるか」という不安がある一方で、十分な資産を築いた人のなかには、「このままでは使い切れない」と、別の悩みを抱える人もいます。自分のためにお金を使い続けても、やがて欲しいものがなくなり、むなしさを感じることも……。資産1億2,000万円を築いた70歳男性の事例から、お金の「その先」について考えていきましょう。

高齢になっても残る金融資産、その使い道は?

雨宮さんは、老後の5年間で自分のためにかなりのお金を使いました。それでも70歳になった現在、金融資産は7,000万円近く残っています。一方、年金は公的年金と企業年金を合わせて月32万円。住宅ローンもなく、日々の生活に困ることはありません。

 

では、こうした「老後になっても資産を残している人」は、どのくらいいるのでしょうか。

 

金融経済教育推進機構(J-FLEC)の「家計の金融行動に関する世論調査2025年」によると、金融資産を保有する単身世帯の金融資産額は、60歳代で平均1,364万円、70歳代で1,489万円。中央値でも60歳代は300万円、70歳代は500万円となっています。

 

もちろん、雨宮さんのように数千万円、あるいは1億円を超える資産を持つ人は一部です。また、資産を取り崩しながら生活している高齢者も少なくありません。

 

一方で、年金などの収入で十分生活できる人は、現役時代に築いた資産を大きく取り崩さず、そのまま残していくこともあります。そして、子どもや孫などの相続人がいない人にとっては、「残ったお金をどうするか」という別の問題も出てきます。

 

雨宮さんは「せっかく貯めたのだから、自分のために使い切ろう」と考えていました。しかし、実際にお金を使ってみて気づいたのは、お金には、自分一人で使える量にも限界があるということ。

 

自分のために使う、そして家族に残すことだけが、お金の使い道ではありません。人生の後半、お金をどう生かすのか――。雨宮さんはいま、自分が納得できる答えを探しています。

 

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