近づいてくる人がみんな、お金目当てに見えます…誰もがうらやむ資産家の〈本音〉。「年収400万円でも幸せな人」と「年収1000万円以上でも不幸な人」の決定的な違い

近づいてくる人がみんな、お金目当てに見えます…誰もがうらやむ資産家の〈本音〉。「年収400万円でも幸せな人」と「年収1000万円以上でも不幸な人」の決定的な違い
(※写真はイメージです/PIXTA)

生活に困ることは何一つなく、周囲からは「成功者」と呼ばれるある資産家。誰もがうらやむような経済状況でありながら、本人が打ち明けたのは「近づいてくる人がみんな、お金目当てに見えてしまう」という深い孤独でした。いくら豊富な資産を持っていても、“ある要素”が欠けていると、周囲を疑い、心がどんどん貧しくなってしまうようです――。本記事では、櫻井かすみ氏の著書『不安通貨』(Gakken)より、お金と幸福の関係性を探っていきます。

お金だけがあっても、幸せになれないワケ

ここから見えてくるのは、幸せを決めるのは「いくら持っているか」だけではなく「どんな状態で生きているか」ということです。

 

どれだけ収入が増えても、自分らしさを失っていたら。信頼できる人とのつながりがなかったら。未来に希望を持てなかったら。お金だけで幸福が完成するわけではありません。

 

幸福は収入だけではなく、人とのつながりや感謝、前向きさ、成長実感といった複数の要素が重なって形づくられていきます。つまり、お金は幸せの一部を支える大切な要素ではあっても、幸せそのものを単独で決めるものではないということを、感じていただけるのではないでしょうか。

 

これは、私が提唱する「不安通貨*」と「幸せ通貨」の違いにも重なります。

 

*編集注:不安通貨とは、「不安という感情をまとったまま使われているお金のこと」と著者は定義している。お金のことを学べば学ぶほど、調べれば調べるほど、不安が増えていく。この不思議な現象の正体が、不安通貨の増殖である。

 

不安通貨は、「もっと収入があれば安心できる」という前提で動きます。しかしこの考え方では、収入が増えても基準が上がり続け、「まだ足りない」が終わりません。

 

一方、幸せ通貨は“自分にとって満たされる状態は何か”を基準にします。だからこそ、お金の額だけでなく、誰と過ごしているか、どんな時間を使えているか、自分らしく選べているか、といった要素も含めて、幸福が形づくられていくのです。

 

改めて、お金は、人生を支える大切な道具です。でも、お金そのものが幸せの土台をすべて担えるわけではありません。

 

だからこそ、問い直したいのです。「自分にとっての幸せは、どこにあるのか?」「そのために、お金をどう使いたいのか?」この問いに自分の言葉で答えられるようになったとき、お金はただの数字ではなく、人生を支える“幸せ通貨”へと変わっていくのだと思います。

 

 

櫻井 かすみ

ママ金融投資家/ファイナンシャル・プランナー/株式会社トウシナビ 代表

 

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※本連載は、櫻井 かすみ氏の著書『不安通貨』(Gakken)から一部を抜粋・再編集したものです。

不安通貨

不安通貨

櫻井 かすみ

Gakken

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