お金だけがあっても、幸せになれないワケ
ここから見えてくるのは、幸せを決めるのは「いくら持っているか」だけではなく「どんな状態で生きているか」ということです。
どれだけ収入が増えても、自分らしさを失っていたら。信頼できる人とのつながりがなかったら。未来に希望を持てなかったら。お金だけで幸福が完成するわけではありません。
幸福は収入だけではなく、人とのつながりや感謝、前向きさ、成長実感といった複数の要素が重なって形づくられていきます。つまり、お金は幸せの一部を支える大切な要素ではあっても、幸せそのものを単独で決めるものではないということを、感じていただけるのではないでしょうか。
これは、私が提唱する「不安通貨*」と「幸せ通貨」の違いにも重なります。
不安通貨は、「もっと収入があれば安心できる」という前提で動きます。しかしこの考え方では、収入が増えても基準が上がり続け、「まだ足りない」が終わりません。
一方、幸せ通貨は“自分にとって満たされる状態は何か”を基準にします。だからこそ、お金の額だけでなく、誰と過ごしているか、どんな時間を使えているか、自分らしく選べているか、といった要素も含めて、幸福が形づくられていくのです。
改めて、お金は、人生を支える大切な道具です。でも、お金そのものが幸せの土台をすべて担えるわけではありません。
だからこそ、問い直したいのです。「自分にとっての幸せは、どこにあるのか?」「そのために、お金をどう使いたいのか?」この問いに自分の言葉で答えられるようになったとき、お金はただの数字ではなく、人生を支える“幸せ通貨”へと変わっていくのだと思います。
櫻井 かすみ
ママ金融投資家/ファイナンシャル・プランナー/株式会社トウシナビ 代表
【関連記事】
■月20万円もらえるはずが…45歳・サラリーマン「ねんきん定期便」に抱いた違和感。「年金ルール」知らずにそのまま20年…65歳で受け取ることになる年金額に唖然「何かの間違いでは?」
■「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】
■親が「総額3,000万円」を子・孫の口座にこっそり貯金…家族も知らないのに「税務署」には“バレる”ワケ【税理士が解説】
【注目のセミナー情報】
【事業投資】8月19日(水)オンライン開催
「信頼と安心」のブランド力を活かした
『ECCの個別指導塾ベストワン』という選択
【事業投資】8月22日(土)オンライン開催
ドバイ発「ダイヤモンド事業投資」の最新事情
原石から製品まで一貫管理の独自スキームを公開


