「今、正社員で頑張るか」「70~80歳まで働くか」
A子さんが辿りついたのは、究極の2択でした。このままパート生活を続け、70歳〜80歳になっても時給労働を続ける。あるいは、35歳の今、正社員に戻り、老後の土台をもう一度作り直す――。
「正直、また正社員として働く不安は大きい。でも、年齢を重ねてから『もう働けないのにお金がない』となるほうが、ずっと怖かった」
A子さんは腹をくくり、転職活動を始める決意をしました。35歳という年齢は、キャリアを再構築する上で、まだいくらでもやり直しが利くタイミングです。
「あえて一度立ち止まったからこそ、自分の限界もお金の大切さもわかりました。そして、時代や経済環境は常に変わっていくのだと痛感しました。数年前のシミュレーションは、もう通用しないんです」
一度決めたことが、ずっと正解であり続けるとは限りません。時代の変化に合わせて生き方をアップデートできる柔軟さと逞しさ。それこそが、彼女が手に入れた本当の意味での「生き抜く力」なのかもしれません。
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