やばい、やばすぎる!…シンガポール駐在・30歳商社マン、現地に住む日本人の人妻と不貞行為。現地夫の「慰謝料請求」に高を括るも、「現地価格」に顔面蒼白【弁護士の実録】

やばい、やばすぎる!…シンガポール駐在・30歳商社マン、現地に住む日本人の人妻と不貞行為。現地夫の「慰謝料請求」に高を括るも、「現地価格」に顔面蒼白【弁護士の実録】
(※写真はイメージです/PIXTA)

「不倫」「浮気」「離婚」「セクハラ」……銀座さいとう法律事務所には、今日も有象無象のトラブルが舞い込みます。本連載では、齋藤健博弁護士が実際に寄せられた事例をもとに、男女の法律問題を解説していきます。

話し合いの結果

Zさんの夫は、白髪の紳士(42歳)でした。Aさんは「とりあえず反省した表情で謝り倒そう」と考えていましたが、そんなことでは済まされない事態に。

 

話を聞くと、Zさんの不倫が発覚した背景は、Aさんが日本人コミュニティ内で聞き回ったことで噂が広まったことにあるようです。さらに、Aさんが予想していなかった、慰謝料も請求されました。その額、日本円にして1,000万円。Aさんは驚きを隠せません。

 

Aさんが協議の際に謝罪の気持ちがあると何度も強くいっていたことから、Zさんの夫もこれに乗じて、シンガポールの物価等も考慮して請求を強めたそうです。

 

日本の法律が適用されるのかどうかは、国際裁判管轄、準拠法といった法的問題が生じます。

 

もっとも、Aさんは妻にだけは知られるわけにいかないとも思っていたことから、現地の弁護士に相談をしましたが、現地の弁護士は「支払い義務は生じない」といって、相手にしてくれません。

 

「やばい、やばすぎる!」と八方塞がりになったAさんは、日本の弁護士に相談をしました。交渉の末、日本円で300万円程度の支払いをすることになりました。

 

Aさんは学生時代勉強ばかりで、異性とのふれあいがあまりなく、やっと生じたチャンスに胸を膨らませていました。

 

しかし、たった1ヵ月の火遊びでも、本気になってしまった代償が300万円とは、日本国内で協議していれば生じなかった結果といえます。
 

 

※プライバシーに配慮し、実際の相談内容から変更している部分があります。

 

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