ロンドン駐在中にフィーバーした38歳夫。妻に見つかり、慰謝料沙汰へ…「とっとと別れたかった」強気な不倫相手から届いた〈恐怖の反論書〉の中身【弁護士が解説】

ロンドン駐在中にフィーバーした38歳夫。妻に見つかり、慰謝料沙汰へ…「とっとと別れたかった」強気な不倫相手から届いた〈恐怖の反論書〉の中身【弁護士が解説】
(※写真はイメージです/PIXTA)

「不倫」「浮気」「離婚」「セクハラ」……銀座さいとう法律事務所には、今日も有象無象のトラブルが舞い込みます。本連載では、齋藤健博弁護士が実際に寄せられた事例をもとに、男女の法律問題を解説していきます。

ロンドン駐在勤務に浮つく心

大手メーカー勤務に勤務するAさん(35歳)は、ロンドン勤務を命じられました。ロンドンは、日本人駐在員が多く、各種手当も手厚いため、プライベートでも頻繁に旅行へ出かけるなど、現地での生活を大いに満喫していました。

 

Aさんには妻がいます。帯同させようと思っていたのですが、Aさんにある思惑が生まれ、日本に置いていくことに。実は、気になっている後輩女性(28歳)がいたのです。

 

この女性は航空会社の客室乗務員だった経験もあり、一般職としてAさんの会社に転職してきた人でした。Aさんは彼女の気を引くため、そして日本にいる妻の監視から逃れるため、単身、ロンドン駐在を決めました。

 

妻は月に一回、片付けや食事、観光のためにロンドンへ通うことになります。その裏でAさんは、日本から3ヵ月に一回ほどの頻度で遊びにくる後輩女性をAさんの家に泊めるなどして、うまく交際にこぎつけました。仕事もプライベートも、すべてが順風満帆に見えました。

家族には出不精だった夫が、ヨーロッパ中を飛び回っていた不自然

しかし、妻がAさんの家の片付けに来た際、怪しいものを見つけたことで状況は一変します。それは、部屋に残されていた避妊具と、おびただしい数の観光地での写真、そして航空券の半券でした。パリ、ミラノ、ローマ、スペイン——家族旅行にはめっぽう出不精だったはずの夫が、妻の知らないところでヨーロッパ各地を飛び回っていたのです。

 

さらに、妻が月に一度ロンドンを訪問しても、Aさんは寝室のベッドでいつも先に寝てしまうことにも不自然さを感じました。「女性の勘」が働いた妻は、夫の一時帰国のタイミングに合わせて日本の探偵事務所に調査を依頼します。その結果、例の後輩女性との不倫関係が発覚しました。

 

妻はすぐに弁護士に相談し、不倫相手への慰謝料請求へと踏み切りました。同時にAさんにも事実を突きつけると、Aさんは平謝りし、関係解消を約束しました。

 

しかし、ここからが本当の修羅場の始まりでした。

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