家賃月4万円…公営団地で得た安らぎ
二人が引っ越したのは、同じ沿線にある、家賃月4万円・2DKの公営団地でした。「内心は、団地なんて……と思ったんです」と栄子さんは振り返ります。
しかし、生活費が月12万円に収まったことで精神的なゆとりが生まれ、栄子さんの体調も回復していきました。暮らしてみれば居心地もよく、さらに、孫たちがふらりと遊びに来るようになったという「オマケ」までついてきました。
「今の団地、昭和な感じで好き。商店街も面白いし、なんか落ち着くんだよね」
団地近くの商店街の純喫茶や、コロッケ・焼き鳥などの買い食いスポットが、孫世代のツボにはまっているようなのです。泊まるスペースはないため日帰りですが、江藤さん夫婦にとっても負担がなく、団地暮らしで得た想定外の喜びでした。
江藤さん夫婦の経験は、「孫のため」「老後のため」という気持ちがかえって生活を破滅させる典型例でした。家を買う前に一歩立ち止まり、現実的な資金計画を見極める視点が不可欠です。
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