(※写真はイメージです/PIXTA)

親の遺産を整理し、無事に相続税の申告を終えてホッとひと息……。しかし、数年後に突然、税務署から「お尋ね」が来るケースは珍しくありません。都内に住む会社員のAさん(58歳・男性)もその一人。慎ましく生きていたはずの母の相続から2年後、税務調査をきっかけに見つかった「開かずの金庫」から、なんと〈現金3,000万円〉が見つかりました。タンス預金が及ぼす相続税のリスクと税務調査の実態について、税理士の根津拓矢氏が解説します。

「母さん、嘘だろ…」開かずの金庫から出てきた〈3,000万円〉

調査官が仏壇の隣にある金庫を指差して言いました。

 

「こちらの金庫、中身何が入っているかご存じですか? なかを確認してもよろしいですか?」

 

Aさんは「実は鍵が見当たらないんです。母から中身も聞いていなくて放置していました……」と申し訳なさそうにうつむきました。

 

すると、調査官は「では明日、鍵業者を呼んで開けてもらってよろしいでしょうか」と淡々と告げたのです。

 

翌日、相続人同意のうえ、業者が金庫を開錠。重い扉がゆっくり開くと、なかには茶封筒に小分けされた大量の現金が入っていました。

 

総額、約3,000万円。Aさんは言葉を失いました。

 

「嘘だろ、こんな現金を持っていたなんて……」

 

調査官は現金を確認すると、「こちらも相続財産として申告が必要になります」と冷静に告げました。

 

結果として、Aさんたちは、追徴課税の支払いと修正申告の手続きをすることになり、すっかり青ざめることになったのです。

次ページ「家族も知らなかった財産」があとから見つかる恐ろしさ

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