孫ブルー・孫疲れの裏にある「期間限定の幸せ」
内閣府による令和2年度「第9回高齢者の生活と意識に関する国際比較調査結果」によると、高齢者が望む子どもや孫とのつきあい方について、圧倒的に割合が多かったのは「子どもや孫とは、ときどき会って食事や会話をするのがよい(56.8%)」でした。
ここからは適度な距離感を求めている人が多いことが見て取れます。実際「孫ブルー」・「孫疲れ」といった言葉もあるように、距離が近すぎることでストレスを抱えるケースは少なくありません。
一方で、孫の年齢によって関係性は変わっていきます。小学校高学年になれば交友関係は広がり、塾に通う子どもも増えます。中学生、高校生ともなれば、時間的な問題に加えて「家族と過ごすより、友達と遊びたい」と、より優先したいものが増えてくる年頃です。
「この時間は永遠ではない。そのことを、もう少し頭に置いておけばよかったのかもしれません」
美津子さんはそう語ります。
「無邪気に私を慕ってくれるのは、きっと今だけ。だから、『もう少し頻繁に会えたら嬉しい』って、娘に言ってみようかなと思っています。『自分が来ないでと言ったくせに』と、怒らずに受け入れてくれたらいいな……今は、そう考えています」
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