もう来なくていい、と言ったけれど…年金月14万円の72歳主婦、「疲れた」と遠ざけた孫の来訪。後悔が押し寄せた「友人の言葉」

もう来なくていい、と言ったけれど…年金月14万円の72歳主婦、「疲れた」と遠ざけた孫の来訪。後悔が押し寄せた「友人の言葉」

年金月14万円、貯蓄1,500万円。慎ましい生活のなか、頻繁に訪れる孫にかかる出費と疲労に、密かに悩まされていた女性。つい娘に本音を言うと、ぱったりと来訪が途絶えました。「これで楽になる」と思いきや、女性が感じたのは後悔。その理由とは?

家計は楽になった、でも…

その後、訪れたのは、静かすぎる日々でした。長女からLINEは来ますが、ほとんどは一人暮らしをする美津子さんの安全確認をする定型文。

 

娘:「お母さん、変わりはないですか?」

 

美津子さん:「ありがとう。こちらは変わりないです」


その一往復で終了。ときどき、おまけ程度に孫たちの写真が添付されてきます。会わなければ、この程度のやりとりで終わってしまうのか――寂しさを感じていたある日、趣味のサークル仲間である友人の言葉に、はっとしました。

 

「まだお孫さんは小さいんでしょ? いいわね。うちはもう、みんな中学生と高校生。部活や友達が優先で、こっちが『おいで』って言っても、もう全然。お正月だけ“義理”で来て、お年玉だけはしっかりもらっていくけどね。孫が嬉しそうに来てくれる時期なんて、本当に一瞬だったわ」


気づかないふりをしていた後悔が、どっと押し寄せた瞬間でした。

 

「断らなくても、そのうち来なくなる。それなのに……」


確かに、金銭的・肉体的な負担は嘘ではありません。しかし、伝え方はいくらでもあったはずです。

 

――「お金が厳しいから、外食は減らしていい?」と相談すればよかった。
――「来てくれるのは嬉しいけど、午後の3時間だけにしてね」と体力を優先させてもらえばよかった。

 

孫たちはすぐに成長し、自分の世界を持って、自然と美津子さんから距離をとっていったはずです。「どうせいつかは来なくなる」その時まで、なぜ待てなかったのか。

 

家計は、孫に関連する支出が消えた分、以前より少しだけ余裕が見られるようになったといいます。ですが、美津子さんの心は晴れません。

 

次ページ孫ブルー・孫疲れの裏にある「期間限定の幸せ」

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録
会員向けセミナーの一覧