1人が好きでも「本当に誰とも関わらない」のは苦しい――太郎さんの変化
太郎さんに限らず、友人がいないということは決して珍しくありません。
株式会社クロス・マーケティングが20代~70代を対象に実施した「人間関係に関する調査(2025年)」によると、「友人がいる」と答えた人は全体の70%で、「いない」と回答した人も30%にのぼります。特に男性では34%が「いない」と回答しており、女性(26%)を上回っています。
いない=悪いことではなく、あえて1人を選ぶ人もいるでしょう。太郎さんもそうでしたが、肉親を失ったことで感じ方が変わったといいます。
精神的な落ち込みが強くなり、医療機関を受診した太郎さんは、外に出て人と関わる機会を持つよう勧められました。そこで、地域のボランティア活動に参加するように。
「行ってみると自然に会話が生まれました。かなり勇気はいりましたけどね」
その後、ボランティアを通じて知り合った人に誘われ、ウォーキングやバードウォッチングの集まりにも参加するように。頻繁ではないものの、定期的に顔を合わせて言葉を交わす機会ができたことで、生活に変化が生まれたといいます。
資産形成以外にも目を向けたい「老後の準備」
太郎さんのケースは、老後資金の準備が重要である一方で、それだけでは生活の満足度が決まらないことを示しています。
誰とも関わらない生活が長期間続くことで、精神的な不安が大きくなるケースも少なくありません。太郎さんはこう振り返ります。
「今となっては、昔の話ができる友人がいればとも思います。思い出になる遊びもしておけばよかった。貯金を頑張りすぎましたね」
もちろん、お金はないよりあった方がいいのは明確です。太郎さんも、自身の努力があってこそ、金銭的な不安のない老後を送れています。
しかし、老後に向けた備えは資産形成だけでなく、どのように時間を使い、どのような人間関係を築くかという視点も重要といえるでしょう。
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