息子の保育園入園まであと1カ月、手続きミスで白紙に。焦るスウェーデン在住・共働き日本人夫婦が驚愕した「市からの回答」…日本の「保活」との圧倒的な差

息子の保育園入園まであと1カ月、手続きミスで白紙に。焦るスウェーデン在住・共働き日本人夫婦が驚愕した「市からの回答」…日本の「保活」との圧倒的な差
(※写真はイメージです/PIXTA)

日本では、希望の園に入るために1年以上前から「保活」に奔走し、選考に漏れれば仕事への復帰さえ危ぶまれてしまう。事実、厚生労働省の調査(2023年)でも待機児童数は解消に向かっているとされるものの、希望の園に入れない特定延長児童を含めると、今なお数万人規模の親が不安の中にいる。一方、GDPが日本の1.37倍に達するスウェーデンでは、自治体が4カ月以内に必ず場所を提供することが法律で規定されているのだ。入園直前に起きたトラブルを、市の担当者が驚きの速さで解決してくれた背景には、日本とは根本的に異なる「子どもへの投資」のあり方にあるようで……。スウェーデン在住の佐藤吉宗氏の著書『子育ても仕事もうまくいく 無理しすぎないスウェーデン人』(日経BP)より、保育環境の実態とその背景を紐解く。

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半径1km以内に9つも…スウェーデンの「保育所」事情

保育所に子どもを預けられるのは子どもが1歳を迎えてからだ。多くの家庭では子どもが1歳半を迎えたときに育児休業を取っていた父親の職場復帰に合わせて通わせ始める。

 

私たちの住む地域は子育て世帯には非常に適しており、アパートから半径500m以内に保育所が5つ、半径1kmまで広げれば合計9つの保育所がある。うち2つは私立で残りは市立だ。

 

市立・私立を問わず、入所の希望は市がホームページで一律に受け付けており、希望する保育所を第3希望まで書ける。1つの保育所に人気が集中した場合は、申込日時の早い順に場所が割り当てられる。

 

息子が生まれて間もない頃、同じ頃に生まれた子どもを持つ親同士の集まりの場で、このうちの私立保育所の1つの人気が高いことを知った。私たちは特に希望はなかったものの、とりあえず申し込みだけはしておこうと、その私立保育所を第1希望に書いて、息子が生後まだ2カ月のときに申し込んだ。預けはじめの時期は、1歳半になる2019年の年明けから、としておいた。

保育料は給食費・おむつ代込みで「上限約3万円」

親が働いていなくても、3歳以上は「週15時間無料」

保育料は市立・私立を問わず同額で、その額は自治体が定めており、世帯の所得の一定割合と決まっている。私の住む自治体は1~2歳児で預ける時間が週30時間を上回るときは3%、週30時間以下か3歳以上の子どもの場合は2%となっている。

 

子どもが1~2歳のときの保育所は、働いていたり勉強していたりする親のための保育サービスという位置づけだが、子どもが3歳以上になると、親が就業や就学しているかにかかわらず、希望すれば週15時間子どもを保育所に預けることが親の「権利」と法律で規定されているため、この15時間分の保育料は無料なのだ。3歳以上の子どもの保育料が2歳児よりも安いのはそのためである。

 

保育料の所得に対する割合は自治体によって異なるが、私たちの自治体の水準は他の自治体でも一般的のようだ。ただし、保育料の最大月額は国が定めており、24年は1~2歳児で週30時間を超える場合は月1688クローナ(約2万6000円)、1~2歳児で週30時間以下か3歳以上の子どもの場合は1125クローナ(約1万7000円)だ。

 

世帯の合計所得が月5万6250クローナ(約86万円6000円)を超えるとこの上限に引っかかる計算なので、平均的かそれ以上の所得を持つ共働き世帯であればこの額を払っていると考えてよい。保育料にはおむつや給食などの費用が全部含まれている。

 

 

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※本連載は、佐藤吉宗氏による著書『子育ても仕事もうまくいく 無理しすぎないスウェーデン人』(日経BP)より一部を抜粋・再編集したものです。

子育ても仕事もうまくいく 無理しすぎないスウェーデン人

子育ても仕事もうまくいく 無理しすぎないスウェーデン人

佐藤 吉宗

日経BP

「子育てと仕事を両立することなんて本当にできるの?」。そんな疑問に答えるヒントが、スウェーデンにあります。 いまでこそ子育てしやすい国として知られるスウェーデンですが、30年前は「男性が働き、子育ては女性がする…

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