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8カ月育休を2度取るスウェーデン人男性の“育児観”
スウェーデンの大手銀行の課長職に就いている私の同僚、グスタフ(38歳)は第2子が1歳になったときに、それまで育児休業を取っていたパートナーとバトンタッチする形で8カ月間の育児休業を取った。
彼の育休復帰後のある午後、彼と職場でお茶をする時間(フィーカ)があったので詳しく聞いてみた。第1子が生まれたときは別の金融機関で働いており、そのときも同じようにパートナーがまず1年間の育児休業を取り、その後、彼が8カ月取ったのだという。
「最初の娘が生まれた後の子育てで、授乳という形で娘と絆を着実に築きつつあったパートナーを見て、自分は蚊帳の外に置かれた気が少しした。授乳がだいたい終わり、自分でも離乳食をあげることができるようになったとき、今度は自分が娘との関係を築いていく番だと感じた」という。
日本の男性が育児休業をあまり取ろうとしない理由の一つは、キャリアに与える悪影響への懸念だというが、彼はそんな心配はしたのだろうか。聞いてみた。
すると、「心配は全くなかったよ。スウェーデンでは育児休業がキャリアに影響するとは思わないな。むしろ、会社からはプラスに評価されると思う」という答えが返ってきた。それは、職場が親としての経験を評価しているということなのだろうか?
スウェーデンでは、父親の育休はプラス評価される
「そう、それもあるし、会社は私のことを、親の役目をしっかり果たそうという責任感があり、家庭と仕事とのバランスをうまく取れる人間だと見てくれていると思うよ。課長職に就いて複数の部下を持つ今の自分が言っているんだから、この考え方は間違いじゃないよ(笑)。もし自分のチームの誰かが育児休業を取るならば、その人はきっと自分に自信があるんだと私は考えるよ。半年以上も職場を離れる勇気があるということだからね」
収入についても聞いてみた。育児休業を取れば働いているときよりも収入が減ることになるわけだが、心配はなかったのだろうか。
「確かに減るけれど、それでも給与の90%近くがもらえるから、それが育児休業の取得に影響を与えることはなかった」
このように、職場を一定期間離れることに関しては日本人が持つような心配はないようだ。ここには日本とスウェーデンの雇用慣行の違いも影響しているかもしれない。
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