これは親孝行なんだよ…36歳“出戻り息子”が放った「戦慄のひと言」。年金月23万円から小遣い月5万円を笑顔で渡す「母の献身」と「父の憂鬱」

これは親孝行なんだよ…36歳“出戻り息子”が放った「戦慄のひと言」。年金月23万円から小遣い月5万円を笑顔で渡す「母の献身」と「父の憂鬱」

地方都市で暮らす高齢夫婦のもとに、37歳の息子が「立て直し」を理由に帰省。息子を溺愛し献身的に支える母と、老後資金の目減りに不安を募らせる父の間に溝が生じます。期限も役割も決めない同居が、家計と将来を脅かす現実――。事例とともに見ていきましょう。

親離れ・子離れができない人が1割…支えることだけが愛情ではない

Cさんの家庭には、出戻り息子を無条件で歓迎する母と、この先に不安を抱える父という、深いすれ違いがあります。ですが、これは特別な家庭の話ではありません。

 

ネットエイジア株式会社の「『おとなの親子』の生活調査2025」(70歳以上の親がいる40~69歳男女2,000名対象)によると、「親離れができていないと感じたことがある」と答えた人は9.9%、「親が子離れできていないと感じたことがある」と答えた人は9.7%でした。

 

多くの家庭では親離れ・子離れができている一方、約1割はその境界があいまいなままであることがうかがえます。

 

事情があって子どもが実家に戻ること自体は、決して悪いことではありません。問題は、期限も役割分担も決めないまま、ズルズルと同居が続いてしまうことです。

 

・いつまで同居するのか
・生活費はどこまで親が負担するのか
・働く意思と具体的な計画はあるのか

 

これらを話し合わず、「かわいそうだから」「今は仕方ない」で流してしまえば、老後の家計は確実に蝕まれていきます。親の年金や貯蓄は無限ではなく、やがては8050問題――高齢の親が中高年の子を支え続け、共倒れに陥る社会問題へとつながりかねません。

 

支え続けることだけが愛情とは限りません。自立を促す距離感も、親にできる大切な選択のひとつです。「子どもは何歳になっても子どもだから、守らなきゃ」……そんな親の愛情が、自らの老後を削っていないか、いま一度、立ち止まって考える必要があるでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

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