在宅勤務OK、社食完備、高い有休取得率…経営が軌道に乗った「ホワイト企業」に待ち受けている“衰退化”のワナ

在宅勤務OK、社食完備、高い有休取得率…経営が軌道に乗った「ホワイト企業」に待ち受けている“衰退化”のワナ
(※写真はイメージです/PIXTA)

個人の力で会社を立ち上げ(起業家の時代)、仲間をつくり(幹部の時代)、仕組みをつくり(標準化の時代)、会社を軌道に乗せる(省人化の時代)――。企業が成長するにあたっては、このようにいくつかのステップが存在します。「誰でもできる仕組み」づくりに成功し、継続的に改善を行う企業は会社を軌道に乗せることに成功しますが、ここに“衰退化”のワナが隠れているのです……。久野康成氏の著書『現金10億経営 会社をキャッシュリッチに変える経営戦略』(幻冬舎メディアコンサルティング)より、省人化に成功した企業が直面する“壁”をみていきます。

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「トップダウン」のままでは、標準化はうまくいかない

標準化は、その「整備」の段階においては、強烈なトップダウンの意思決定が必要です。しかし、多くの会社は、次に控える「運用」の段階で失敗に陥ります。

 

この失敗の典型例が、ISOの形骸化です。運用で成功するためには、経営スタイルをトップダウンからボトムアップ型に変更する必要があります。このボトムアップを単なる社員主義的経営と考える経営者も多いのですが、これも一つの罠です。

 

真の意味でボトムアップ経営を行うためには、逆説的ですが社長の強烈なリーダーシップが問われるのです。ボトムアップ型を標榜する経営者は多いですが、その実現ができないのは、トップのリーダーシップの問題です。

 

カリスマ型でも「全員経営」でもダメ…「ボトムアップ経営」の盲点

通常、強烈なリーダーシップを持つカリスマ型経営者(創業者に多いタイプ)は、トップダウン経営に向いています。しかし、そこにはたくさんの弊害があり、企業の成長の代償として多くの社員の離職を招くことがあります。

 

この問題に気づいた2代目等の経営者は、ボトムアップ経営を標榜しますが、これが実際にはうまくいきません。目標設定は正しくても、組織全体を巻き込む力が弱ければ機能しません。

 

2代目以降の経営者は、自分のリーダーシップの問題にフォーカスする必要があります。ボトムアップ経営を語るとき、「全員経営」という言葉も多く聞かれますが、その「全員」の中には当然、経営者も含まれており、単なる社員主義とは異なるものです。

 

これを実践する方法論として、私はSCADというコンセプトを練り上げました。システムのより具体的な導入方法と詳細は、拙著『やっぱり「仕組み化」』(TCG出版・2024年)で丸1冊を割いて解説してあります。

 

 

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※本連載は、久野康成氏の著書『現金10億経営 会社をキャッシュリッチに変える経営戦略』(幻冬舎メディアコンサルティング)より一部を抜粋再編集しています。

現金10億経営 会社をキャッシュリッチに変える経営戦略

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幻冬舎メディアコンサルティング

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