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「トップダウン」のままでは、標準化はうまくいかない
標準化は、その「整備」の段階においては、強烈なトップダウンの意思決定が必要です。しかし、多くの会社は、次に控える「運用」の段階で失敗に陥ります。
この失敗の典型例が、ISOの形骸化です。運用で成功するためには、経営スタイルをトップダウンからボトムアップ型に変更する必要があります。このボトムアップを単なる社員主義的経営と考える経営者も多いのですが、これも一つの罠です。
真の意味でボトムアップ経営を行うためには、逆説的ですが社長の強烈なリーダーシップが問われるのです。ボトムアップ型を標榜する経営者は多いですが、その実現ができないのは、トップのリーダーシップの問題です。
カリスマ型でも「全員経営」でもダメ…「ボトムアップ経営」の盲点
通常、強烈なリーダーシップを持つカリスマ型経営者(創業者に多いタイプ)は、トップダウン経営に向いています。しかし、そこにはたくさんの弊害があり、企業の成長の代償として多くの社員の離職を招くことがあります。
この問題に気づいた2代目等の経営者は、ボトムアップ経営を標榜しますが、これが実際にはうまくいきません。目標設定は正しくても、組織全体を巻き込む力が弱ければ機能しません。
2代目以降の経営者は、自分のリーダーシップの問題にフォーカスする必要があります。ボトムアップ経営を語るとき、「全員経営」という言葉も多く聞かれますが、その「全員」の中には当然、経営者も含まれており、単なる社員主義とは異なるものです。
これを実践する方法論として、私はSCADというコンセプトを練り上げました。システムのより具体的な導入方法と詳細は、拙著『やっぱり「仕組み化」』(TCG出版・2024年)で丸1冊を割いて解説してあります。

