(※写真はイメージです/PIXTA)

「やっとゆっくり一緒に過ごせるね」――定年を迎えた夫からそう言われて、素直に喜べない女性は、意外と少なくありません。内閣府『高齢社会白書(令和6年版)』によれば、熟年離婚(婚姻期間20年以上)は全離婚の約20%を占めており、夫婦の“すれ違い”が定年後に一気に表面化するケースも増えています。今回は、退職金2,700万円、年金見込み月25万円と経済的には恵まれていた元国家公務員の夫との“別れ”を選んだ妻が語る、「お金では埋められない孤独」をみていきます。

「家にいるだけで、息が詰まるようでした」

「夫が退職して、最初に思ったのは“空気が変わった”ということでした。家が狭くなったように感じたんです」

 

そう語るのは、東京都内で暮らす和代さん(仮名・61歳)。30年以上、国家公務員として働いてきた夫・貴文さん(仮名)が定年を迎えたのは1年前のことでした。

 

「これからはふたりでゆっくり…と思っていたのは、最初の数日だけでした。夫が毎日家にいる。けれど、何も変わらない。“私は自由になれる”と勘違いしていたのかもしれません」

 

和代さんは長年、夫の仕事に理解を示しながら、家庭を支えてきました。家事・育児・親の介護まで、ほぼすべてを担ってきたといいます。

 

「夫は真面目で、仕事一筋。悪い人ではない。でも、心が通っていると感じたことはあまりなかったんです。“会社での評価”とか“年金の受給額”とか、そういう話ばかり。私が今日なにをしたか、体調がどうかなんて、聞かれたこともない」

 

ある日、買い物から帰ると、食卓の上に老後資金の試算表が置かれていたそうです。

 

「私に見せたかったんでしょうね。退職金の額とか、年金の計算とか。“これで安心だろう”って顔でした。私、そのとき思ったんです。“この人、私と一緒に生きているつもりなのかな”って」

 

その頃から、和代さんは寝つきが悪くなり、日中も家にいたくないと感じるようになりました。

ふとした言葉にイライラし、食事中も黙ったままの日が続いたそうです。

 

「夫は私の変化に気づかないふりをしていたのか、本当に気づいていなかったのか…。でも、私の中では“もう一緒にいたくない”って、気持ちが固まっていました」

 

ある日、はっきりとこう告げました。

 

「あなた、経済的にはすごいと思う。でも、お金だけあっても意味ないのよ。私、もう、無理です」

 

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