(※写真はイメージです/PIXTA)

子どもの描く夢は無限大です。しかし、その夢を「ただの憧れ」で終わらせてしまうのか、「実現可能な未来」に変えられるのかは、大人の導き方ひとつで変わります。では、子どもが「YouTuberになりたい」と夢を語ったときに、大人はどんなアプローチをすべきでしょうか。本記事では、元外資系投資銀行トレーダーの池澤摩耶氏の著書『子どもを人生ゲームの勝者にする最強マネー教育』(光文社)から、子どもの夢を叶えるために重要な知恵と準備について紹介します。

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アーティストでもYouTuberでも夢にはコストがある

たとえば、娘が「将来はアーティストになりたい」と言ったとき、筆者は一緒に夢に“値札”をつけてみました。

 

絵を描くには、画材が必要。個展を開くなら会場費もかかる。SNSで発信するにも機材や時間が必要。どこに住みたい? どんな生活がしたい?

 

そうやってひとつずつ現実を積み上げていくと、年間200万円くらいは最低でも必要だね、というおおまかな数字が見えてきました。

 

そこで、次の問いが生まれます。

 

「じゃあ、それをどうやって稼ぐ?」

 

絵を上手に描くだけではなく、それを“届ける力”、つまりマーケティングやビジネスの視点が必要なんだと、娘と一緒に気づいていきました。

 

同じように、「YouTuberになりたい」という夢にも現実的な準備はつきもの。動画撮影の機材、編集ソフト、投稿にかかる時間、企画力、そして継続力。

 

「収益化には何本投稿すればいい?」「最初に何を投資するべき?」

 

こうした問いを持つことで、夢が“願望”から“プラン”へと形を変えていきます。夢には、ちゃんとコストがある。でも、その現実と向き合ってこそ、本当に夢を叶える力が育っていくのです。

マックで働くか、株を買うか……“働く”のアップデート

筆者が伝えたいことのひとつは、「働く」という言葉のアップデートです。

 

“働く=時間と労力を提供して報酬を得ること”だけではありません。“自分のお金に働いてもらう”という考え方も、大事な選択肢。

 

たとえば、高校生がマクドナルドでアルバイトをするのは立派な経験です。でも、もし「マクドナルドの成長を応援して、その株を持っていたい」と考えられるなら、それもまた立派な“働き方”。

 

労働力を出すか、資本を出すか。どちらも経済に参加する手段です。「時間」だけではなく、「お金」や「アイデア」を使って社会に関わる。令和を生きる子どもたちには、そんな“選択肢の多さ”を知ってほしいと思います。

 

 

次ページ子どもたちに伝えたい!!「お金は未来への懸け橋」

※本連載は、池澤摩耶氏の著書『元外資系投資銀行トレーダーママが伝授 子どもを人生ゲームの勝者にする最強マネー教育』(光文社)より一部を抜粋・編集したものです。

元外資系投資銀行トレーダーママが伝授 子どもを人生ゲームの勝者にする最強マネー教育

元外資系投資銀行トレーダーママが伝授 子どもを人生ゲームの勝者にする最強マネー教育

池澤 摩耶

光文社

電子マネーですべての決済が完結する世に生まれ、生きていかなければならないのが「α世代」(2010年以降生まれ)。 そんな世で「お金」というものをどう説明し、取り扱わせるか。 親自身のマネーリテラシーや投資への知識が…

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