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満15歳から門戸が開かれている日本の株式市場
2021年、アメリカの大手投資信託会社フィデリティ・インベストメンツが、子ども向けの証券口座を提供し始めたことが話題になりました。
13歳から17歳のティーンエイジャーが、保護者の監督のもと、スマホのアプリを使って自分で銘柄を選び、投資判断までできるというサービス。いかにも投資先進国アメリカらしいアプローチですよね。
でも実は、日本でも子ども名義の証券口座を0歳から作ることができるんです。もちろん未成年のうちは運用は親が代理で行いますが、仕組みとしてはしっかり整っています。子どもが成長して満15歳になれば、実際に投資の判断をしたり、少額からトレードをすることも可能です。日本の制度も、思っている以上に「子ども×投資」にやさしい。
せっかく日本でもティーンエイジャーが投資を始めるための制度が整っているのに、それがあまり知られていないのはちょっともったいない話。
18歳未満でも「未成年口座」という証券口座を開設できる証券会社はたくさんあり、たとえば、SBI証券、楽天証券 などが代表的です。条件に少しずつ違いはあるものの、基本的にはいずれも0歳から口座を開くことが可能です。
そして15歳の誕生日を迎えた日から、子ども自身が主導して取引できるようになります。つまり、思ったよりずっと早く「親子で投資」を始められるのです。それまでの15歳未満のうちは、「子ども名義の口座を親が動かす」という形しかとれないので子どもは関わらないことが多いですが、もったいない! せっかくなら、未成年口座を“親子で学ぶ場”として活用してみてください。
たとえば、小中学生のうちはこんなふうに運用してみましょう。
- 親が実際にお金を動かすときに、子どもも一緒に画面を見て話す
- 月に一度、資産がどう増減しているかを一緒に確認する
- 含み益や損が出たら、その理由をニュースなどで一緒に調べてみる
こうした積み重ねが、子どもの「経済を見る目」を育てていきます。「ただの預金」では学べないリアルなお金の動きを、親子で体感してみてください。
「でも、子どもに投資なんて本当に理解できるの? 興味持つのかな……」
そんな不安を感じる人もいるかもしれません。
でも大丈夫、それは投資先の選び方次第なんです。オリエンタルランド、Apple、NIKE、任天堂。子どもたちが普段から目にしている会社の株を選べば、それだけでニュースや値動きが“自分ごと”になっていきます。
「この前スーパー行ったら、〇〇のアイスだけ売り切れてたね」
「新しく出たあのゲーム、クラスでも話題になってたよ」
そんな日常の小さな気づきが、“経済を見る目”を育てる。実際に株価と照らし合わせてみると、「これってこうつながってるんだ!」と子どもたちは驚くほど興味を持ち始めます。ニュースや社会の出来事が“お金”と結びついて動いている実感を得られたとき、子どもの視野はぐんと広がっていくんです。
「世の中の動きとお金の動きはつながっている」
その感覚を日々の生活のなかでリアルに体験できていれば、15歳になったとき、投資家デビューに自信を持って一歩踏み出せる。いよいよ、子ども自身が取引の主役となって、世界を巻き込んだお金の流れを読む“人生ゲーム”に参加する時です。“経済は自分ごと”という目線を持った10代は、きっとこれからの時代を柔軟に、そして芯を持って生き抜いていくことでしょう。
